業界にこだわらない起業家

スポーツ起業家の仕事術

From:宮城奈津子

 

スポーツ業界で活動をされているあなたは、起業する際に、何を参考に起業されましたか?

 

多くの方は、似たような業種や、似たような規模でうまくいっている会社や個人を参考に、同じようなウェブサイト、同じようなチラシ、同じような広告を作って始めたと思います。

 

しかし、それでうまくいったでしょうか?

きっと満足のいくような結果は得られていないという人がほとんどだと思います。

 

業界にこだわる=常識に縛られる

 

実は、同じような業界を参考にしている人は、常識に縛られやすい傾向にあります

例えばうまくいっていそうなスポーツクラブが、チャリティーイベントを開催したので、自分たちもやろう!と真似をする。その意図やビジネスの設計もなしに、ただ「良さそう」だから真似してしまうパターンですね。

 

これ、大抵うまくいきません。

なぜならば、その他大勢が同じように「同業の真似」をしているからです。

 

そもそも、業界でよくやっているイベントや企画というものは、あなたが目指す設計に紐付いているのでしょうか?

良さそうだから同業の真似をして失敗に終わるパターンは、そのビジネスの紐付けができていません。

 

同じようなイベント、同じようなサービス、同じような広告。

それでは、他と一緒です。

資金の多いクラブに顧客を奪われるのは目に見えています。

 

ヒントは異業種にこそある

もしもあなたがスポーツ起業家になりたいと思うのなら。あなたが参考にすべきは異業種です。

同じ業界の商品やサービスだけではなく、業界を超えて、あなたが目指すゴールに、紐付けされたビジネスモデルを参考にすべきなんです。

 

業界と同じことをしていては、注目されません。注目されなければ、あなたが特出して成功することは難しくなります。

だからこそ、あなたは他と「違うこと」に目を向ける必要があります。

 

そのヒントは「異業種」にあるというわけなんです。

 

例えばウーバーイーツをスポーツに応用できないか?

例えばリクルートの人材システムを参考にできないか?

例えば空き家問題をスポーツで解決できないか?

 

とかですね。

 

どうです?たったこれだけでも、なんだかアイディアがこぼれ落ちてきそうな気がしませんか?

 

たまたまスポーツを売っているだけ

 

スポーツ起業家というのは、「たまたま」スポーツを商品として取り扱っているだけです。スポーツ起業家というのは、スポーツ屋さんではなく、マーケッターです。売っている商品がたまたまスポーツに関連するだけなのです。

スポーツ起業家の本来の仕事というのは、顧客を獲得し、顧客と関係性を構築し、顧客を長く維持する。これだけです。

 

なので、業界なんてそもそも関係ありません。なぜなら、業界というのは、「商品中心」の考え方だからです。

商品を中心に考えるのではなく、顧客を中心に考えるのがマーケッターであり、スポーツ起業家に求められていることです。

 

学ぶのは商品のことではありません。

同業のことでもありません。

 

学ぶべきは「顧客を知ること」なんです。

 

人がなぜ商品を買うのか、人が何に困っているのか、人が何に喜びを感じるのか。マーケッターなら、こういった人間の行動心理を学ばなくてはいけないのです。

 

 

もしもあなたが、業界とは一味違った形で注目を集めたいのなら。

ヒントは異業種にあります。

 

あなたが競合だと思っている人は、同じ業界を見渡していますから、あなただけは異業種をヒントに、業界とはあえて違った視点をもってください。

 

そうすれば、きっと多くの人を助けることに繋がりますし、より多くの顧客を抱えることができるようになると思いますよ?

 

それでは、今回はこのへんで!