スポーツビジネスでチラシの効果を高める簡単な方法

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スポーツマーケティング

From:宮城奈津子

 

スポビジ大学の記事を書かせてもらってからというもの…。

全国のスポーツ教室経営者、または個人のスポーツ教室の方から「チラシ製作」の依頼を受けることが多くなりました。

 

これまでは、上限8社を目処にクライアントさんを獲得するという方法を取っていたのですが。

個人の経営者の方とは、チラシ製作単体での注文を受けているため、おかげさまで多くの個人・法人の広告をかじることができています。笑

 

特に、スポビジ大学経由が多いので、スポーツクラブやスポーツ教室からの依頼が多く、私自身もその分野での実績はあるつもりなので(なにせ8年間広告を見ていますから。)、自信を持って提供しております。

 

広告テストやってますか?

 

そこで、今回は私が8年間培った「オフライン広告」で必ずやっている広告テストをやる方法についてお伝えしたいと思います。

チラシ、ポスティング、ポスターなど、オフラインの広告を出している!という方は、ぜひこの広告テストを行うようにしてください。

 

なぜならば、この広告をどのくらい配布して、どれだけの人が実際に行動して、どれだけの人が商品を購入したのか、を計測しなければいけないからです。

 

計測をすれば、何がよくて、何が悪いのかがわかります。

 

広告は一度出したら反応が出るほど簡単なものではありません。絶対に広告テストをしないと、その効果は上がってきません。

 

なので、ぜひ今日学ぶことはブックマークに保存し、いつでも見れるように残しておいて下さいね?

 

広告テストの実践レポート

 

あなたは、今現在「広告費」を使ってアクションをしていますか?きっとほとんどの方が、チラシを印刷したり、ウェブサイトをつくったり、何かしらの広告費を使って宣伝をしているはずです。

しかし、この広告費の基準について、しっかりとした計算に基づいて行っているという方は、非常に少ないように感じます。

せっかく、広告費にお金を使っているのですから、できればコストを抑えた上で、反応率の高い広告を出していきたいものです。

 

そのためには、広告をテストしなくてはいけません。

 

昨年、沖縄県の事業で行っている「カラダいいことプロジェクト」という健康推進事業のチラシから、広告の評価についてレポート式にしてみました。

 

今回、この事業で行った広告では、新聞折り込みにもかかわらず、かなりの反応率(レスポンス)があったので、ぜひ皆さんにもシェアしたいと思います。

 

実際に、報告会では「あなたたちのクラブは、どうやって広告をしたんですか?チラシを見せていただけませんか?」と、広告方法についての質問が飛び交いました。笑

 

うちはスポーツ教室の広告事業をしている会社ですから。そこがうちの強みでもあるので、他には負けない広告スキルを持っていると自負しております。

 

もちろん、その広告方法については、他のクラブにもアドバイスをさせて頂きました。これを機に、広告について考えるクラブがどんどん増えていけばいいな〜と個人的には思っております。

 

なので、あなたにも、ぜひその広告の効果を見極めて、より効果のある宣伝方法を身につけて欲しいと思います。

 

どっちのチラシが反応率が高い?

 

ここであなたにクイズです。

今回作成したチラシは、30代〜50代の女性をターゲットにし、その中でも「仕事の後に通えて、短期で痩せたいと思っている人」の価値観に訴求をしました。

そこで、同じ市内に対し、2パターンのチラシを、それぞれ各4,000枚ずつ新聞折り込みしました。(おもて面は同じです。)

Aパターンのチラシ(裏・表)

 

Bパターンのチラシ(裏・表)

 

さて、このAのチラシとBのチラシ、どちらの方が反応がよかったでしょうか?

 

広告反応率の答え

 

あまり違いがないように見えるAとBのチラシ。しかし、反応率には大きな違いがありました。

 

Aのチラシ(4,000枚配布、申し込み数39件)=0.9%

Bのチラシ(4,000枚配布、申し込み数76件)=1.9%

 

なんと、新聞折り込みの反応率で、0.2%取れれば良いとされる広告で、これだけの数字を叩き出しました。もちろん、「3ヶ月間無料」という強烈なオファーがあったこともありますが、この数字は驚異的です。

さらに、AとBのチラシを比較すると、さらにBのチラシが高い反応率を示しています。何が違いを生んだのか、検証してみました。

何が違いを生んだのでしょうか?

 

実は違いはたったひとつ。

右上のギザギザの吹き出し内にかいてある、期限だけのパターンと、「無料モニター大募集」というフレーズ。実はたったこの違いだけで、1%もの差がうまれたのです。

 

キャッチフレーズの重要性

 

スポビジ大学で勉強されているあなたは、キャッチフレーズ(ヘッドライン)の重要性は知っているはずです。そう、広告は80%ヘッドラインで決まるのです。

 

ここでAのチラシは、ただ単に期限である「8/31まで」としか書いていません。確かに、期限をつけるということは、相手の行動を促す意味でも強烈です。

しかし、Bのチラシでは、「無料モニター」というコピーを使いました。無料モニターと聞くと、あなたはどんなイメージをしましたか?

きっと、有料のダイエットサービスが、モニターという枠だからこそ無料でできるんだ!と思いますよね。

そうすれば、価値のあるものを無料で受けられるというイメージが勝手にできあがるのです。

 

広告のテストはヘッドラインで行うべき

 

さて、今回の広告で「ターゲットに価値をしっかり伝える」ことの重要性がわかったはずです。

価値は、ターゲットにピンとくるフレーズや、日常で触れている言葉を使わなくてはいけません。

広告の効果をテストするときには、必ず同じ配布数で行い、できれば地域も同じで行って欲しいです。そうすることで、本当の意味での広告効果を測定することができます。

 

AチラシとBチラシ、両者の内容を変えるのは、ヘッドラインのテストでまずは十分かと思います。

もっと上級になると、オファーを変えたり、ピクチャーを変えたりなど、様々なテストで精度を高めていくのですが、とりあえずは、ヘッドラインのテストで十分です。

 

反応率の計算方法

 

先ほどもさらっと反応率を計算しましたが、最後に公式だけおさらいしましょう。

 

申し込み数÷配布数×100=反応率

 

これを、まずは広告テストで行ってみてください。

そして反応の良い方を残し、次のヘッドラインを考えます。そうやって、もっとも反応率の高いチラシを割合多く配布することで、効率の良いチラシで、広告効果を高めていくことができます。

 

せっかく稼いだお金で、広告をかけているなら、絶対に無駄にはしたくない。

これは経営者であれば誰でも思うことです。

 

だからこそ、きちんと毎月、毎回の広告をテストして、より反応の高い広告を探していくことが必須です。

 

今回、ご紹介したことは、非常に簡単なので、ぜひ試してみてくださいね?^^

 

 

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