「価値のあるスポーツクラブ」とは地域課題を解決できる存在である

スポーツ×SDGs

from 宮城哲郎

 

あなたもご存知の通り、僕は(一社)サンビスカス沖縄というスポーツクラブを経営している。

 

このサンビスカス沖縄は、ちょっと変わったスポーツクラブで、スポーツの会社のくせにスポーツを販売していない。笑

 

「じゃ、何を販売しているのか?」というと、まぁ実際問題スポーツサービスを提供している事はしているのだが、自分達のセルフイメージとしては…

 

スポーツを通じて、顧客の問題や社会の課題についての「解決策」を売っている。簡単にいうと、スポーツで得られる効果というものを売っている。(ベネフィットだね)

 

ま、今回はあなたに対して、そんな屁理屈みたいな事をお伝えしたいわけではないので、この辺りは別の機会にするとして…

 

今回、あなたにお伝えしたい事は、そんなスポーツクラブの「価値」って何か?ということについて僕なりの主張をあなたにもシェアしたいということだ。

 

スポーツクラブの定義

ちなみに、ここで僕の話す「スポーツクラブ」って一体何か?という事を定義化したいのだが、そもそも「クラブ」という言葉の意味からお話をしたい。

 

ちなみにクラブとは一般的に、以下のような意味を持つそうだ。

クラブとは会員制の集まりで、社交・親睦団体などを指す。共通の趣味・興味を持つ仲間が定期的に集まって形成する団体を言う。(参照:ウィキペディアより)

ウィキペディアではこう書いているのだが、僕としてもその定義で良いのかな?と思っている。

そんなわけなので…。

 

コナミやルネサンスのようなスポーツクラブも…

サンビスカスのような総合型地域スポーツクラブも…

様々なスポーツサークルも…

部活動などのスポーツ団体も…

 

みんな同じ「スポーツクラブ」という括りになっており、その中で、対象にしている会員層や、提供しているサービス、クラブ毎の価値観などが違うだけというわけだ。

 

なので、僕らのような「スポーツという手段を用いて社会課題に繋がる事をサービスとして提供しているクラブ」もあれば…

 

大手スポーツクラブなどのように「トレーニングできる場を開放して、会員の健康維持などに務める事をサービスとして提供しているクラブ」もあるわけだ。

(※前に聞いた話では、大手は大手なりに、微妙に客層を変えてはいるようだけどね?)

 

で、そのようなスポーツクラブの価値って一体なんだろう?

それを考えたいわけだ。

 

スポーツクラブの価値

では、そんなスポーツクラブの価値ってなんだろう?

 

・全国的に有名である事?

・アスリートを輩出している事?

・たくさんの会員がいる事?

・質の高いサービスを提供している事?

・地域との関係性が良い事?

 

色々とあると思うが、僕にとって「価値のあるスポーツクラブとは何か?」と答える必要があるのなら、この1つを真っ先に選ぶ、それは…。

 

「長く続けている事」だ

 

それは、なぜと思う?

続けることにはしっかりとしたビジネスモデルが必要だからだ。

 

例えば、あなたがスポーツクラブを経営されている人だとしよう。あなたのクラブに100名の会員がいるのであれば、もしもあなたにクラブを存続させる力がなければ、この100名は路頭に迷うことになる。

 

もちろん、無くなったら無くなったで「別のクラブ」に行くことになるだろうが、結局「そこにクラブがある」という事が、その人達にとっての人生の豊かさを決定づけるわけだ。

 

最初の定義の場でも書いてあったけど…

クラブとは会員制の集まりで、社交・親睦団体などを指す。共通の趣味・興味を持つ仲間が定期的に集まって形成する団体を言う。(参照:ウィキペディアより)

↑ ↑

ここで書いてある通り「定期的に集まって形成する」という文言が、まさに鍵なんだと思うわけだ。

 

定期的に集まれるようになるためには、当然「クラブ自体が続かないといけない」わけだよね?

 

となると、クラブ経営の在り方って…

 

「どうやってデカくするのか?」よりも、「どうやって長く続けられるようにするのか?」という部分に着目するべきだと僕は思う。

 

変な話、そういう意味ではプロ野球やJリーグなどに所属している、プロスポーツクラブは、そこを逸脱しているかもしれない。

 

なぜなら、この両者に通じているのは「オーナーが変わっても、クラブは残る」という状況を作っているからだ。

 

もちろんプロという看板、リーグ自体の強さや利害関係など、そうしたもので「守られている」かもしれない。

 

でも、クラブの価値として考えた際には、「長く続けている」という事実は認めないといけないよね。(※ま、赤字経営でリーグにおんぶに抱っこ状態だと、今回の話とは違ってくるけど。笑)

 

そんなわけだから、あなたがもしも「スポーツクラブ」を経営する立場であれば、デカくするとか、そういうのを考える前に「どうやったら継続できるのか?」という事もしっかりと前提においた経営をしないといけない。

 

スポーツクラブを継続させるためには、例えば、、、

活動を継続するためには、
「利益」を生み出さないといけない。

活動を継続するためには、
地域との「関係性」も深めないといけない。

活動を継続するためには、
これから起こる「社会の課題」にも
取り組まないといけない。

など、上記のような事を施策として行う必要も当然出てくる。

 

活動を継続するという事を、大前提としておくと本当に色々とやるべき事が見えてくるんだ。

 

となると、「マーケティング」だけを学んで実践しようとか、「地域に降りていけば良い」というような…

 

「これさえやれば良いというような事」は、クラブ経営には通じないのだ。

 

もっと経営という事を多角的な視野として捉えて、様々な問題や課題に取り組む事…。

 

それが結果的に、スポーツクラブを継続させるために必要な事であり、何より、多くの人達に愛されるクラブ作りにも繋がっていくのだろう。

 

そんなスポーツクラブを、あなたの街に一つでも作る事が出来たのなら・・・

 

きっと、あなたの街はすごく幸せで溢れる街になるのだろうね?

 

 

それでは頑張っていこう!

 

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