from 宮城哲郎
プライベートオフィスより、、、
先日、友人の経営者と互いのビジネスに対しての情報交換という事で「ZOOM」の会議を開催。
この友人とは古くからの付き合いで、業種は違えど同じ経営者とし色々と励ましあっている仲だ。
特に、ここ最近のコロナ禍のこともあってか、互いに一国一城の主のような気持ちで窮地を戦ってきていることから、、、
「久しぶりに話でもしようや!?」
そんな彼からの一言で、急遽ZOOM会議を開催する事になったのだが・・・
今日は、そんな彼とのやり取りの中で得た「気付き」の中から、あなたにシェアしたいと思う。
新規事業に関する相談
久し振りに顔を合わせたせいか、ZOOMとはいえ中々の盛り上がっだった。
仕事のことはもちろん。家族のこと、趣味のこと、そして自分が描く未来のこと…。
世代も同じなのか価値観も似ているので、話はどんどん進んでいく。
そんな感じで時間が早く過ぎていくなと感じたころ、彼から以下のような相談を受けた…。
「今度、自社の○○の部分を改善しようと思っている。これによって自社の会員数も増えると思うんだけど、宮城さんはどう思う?」
(○○は企業秘密)
という相談だった。
ま、詳しいことはここでは話せないのだが、簡単にいうと、今の会員制のビジネスモデルを改善することで会員数を増やしたいという内容の相談だった。
だが、その作業は手がかかるもので、社長でもある彼が自ら先頭に立って手掛けようという事らしい。
競合もやってないという事から、彼の業界では目新しい事業になっていくのだろう。そうした経営者のワクワクのような物も垣間見えた。
「社長が自ら動くというのは、中々のものだぞ?」
そう心の中で思った僕は、彼に対して以下のような事を質問する。
「で、その後、どれぐらいに売上になるの?」
そう、僕が質問すると…。
「そうだなー。○十万円ぐらいかな?」
と、彼は答えた。
僕は、この話を聞いてすぐに彼にこう伝えた。
「いや、それ君がやる事じゃないよ?」と…。
彼は、かなり驚いた顔をしてたけど、すぐに「やっぱり、そうだよね?」と返してきた。それにはある理由があるからだ。
さて、なぜ僕がそう伝えたか、、、あなたには、その理由がわかるだろうか?
僕が感じたリスク
まず、彼の会社の年商は数億円規模でビジネス展開を行なっている。
スタッフも多いので、マネジメントにかかる割合も必然的に多くなってしまう傾向がある。
彼は優秀な経営者なので、彼の一つ一つの意思決定がなければ、とてもじゃないがこれほどスムーズに会社は回らないだろう。傍目から見てる強く感じる。
加えて、今回のコロナ禍だ。
明日、どういう未来が起こるのかも全く想定できない中で、急な方向転換を求められることも毎日のように起こる。
そんな状況下の中で、わざわざ「社長自ら」が、事業全体の数パーセントの売上の為に「貴重な時間」を費やすことに危険を感じたというわけだ。
「新しい事をやるのは悪くない。でも、この仕事に君の時間を全て投入するのは会社にとっては良くない。誰かプロジェクトリーダーでも立てて「テスト」のつもりでやるぐらいで良いと思う。」
僕は、彼にそう言ったんだ。
社長の時間は最も貴重である
僕の経験上、今回のような事が起きてしまう経営者の特徴というのがある。
それは、「真面目で仕事熱心な人」に多く見られるという特徴だ。
何か、新しい事を始める際には、自分が率先して動かないと部下に示しがつかない。。。
そんな良きリーダータイプの人達に多く見られるというわけだ。
でも、考えて見て欲しい。
確かに、社長自ら積極的に現場に出て事業に参画することは素晴らしい事だ。部下にとっても、自分の上司がそのような姿を見せてくれるのは誇らしいだろう。
でも、それでも社長の仕事というのは「良いリーダー」になる事では決してない。
会社の中で起こる様々な問題に対して、できるだけ「最適解」を出すという意思決定をする事が重要なのだ。
時には、捨てることも必要だし、苦しい決断もしないといけない事もある。なぜなら、それが会社を、、強いては社員を守ることになるからだ。
そういう理由から、僕は社長が自ら動くという場面というのは、その会社の事業の中でも「インパクトのある事業」から優先的に取り組んでいく必要があると考えている。
そして時には、来るべき未来に備えて考える時間も必要だし、そのための情報を集める時間も必要になってくるだろう。
それにも関わらず、いくら新しいことだからといって事業インパクトも大きくない事に社長の時間を投入するのは、会社にとってはデメリットしかないというわけだ。
社長自身が部下と同じような仕事をしているようでは、その会社の未来は危うい。なぜなら、誰も社長業をやってないという状況にあるからだ。
実際、彼もその辺りは気づいていたようで、ただ、現在の状況下の中だからこそ、自分が率先して動く姿を見せたいという想いが強かったそうだ。
でも、僕は思う。それは「感情」的な部分での判断であるということだ。感情というのは、あくまでも個人の主観だ。
自分の人生という点においては悪いことではない。でも、組織を導くという観点から考えると、今、それをやるべきではない。
経営者は、そうした感情的な部分よりも「論理的」な面から判断を下す必要がある。
そして今、このような時期だからこそ、個人よりも組織の未来について客観視した行動を取る必要があると思うんだ。
ちなみに、そうこうしてるうちに彼は直ぐに、今回の案件を別の社員を中心に実行してもらう事を決断したようだ。
これも優秀な経営者に多く見られるのだけど、何か1つの答えを見つけると、それを実行に移すまでのスピードも物凄く早い。
即座に部下に話を振ってプロジェクトチームを作った。そういうスピード感も僕が彼を尊敬している理由の1つだ。
(きっと、僕の話は途中からほとんど聞いてないだろうね。笑)
僕と話してても、もう頭の中は見つかった解決策をどう実行するかで頭が一杯な様子。。
僕は、そんな彼の邪魔をしたくないと思ったのでZOOMの終了を告げたんだが、彼は、ZOOMを切る間際に「ありがとう」と僕に伝えた。
同じ経営者同士、どんな時でも会社の事が頭を離れないという宿命には共感できるので、僕は彼に一言、「気にしないで」とだけ告げた。
さて、それから1週間ほどたった今日。
突然、彼から暑中見舞いが届いた。笑
彼の僕に対する気持ちだという事で、ありがたく頂こうと思う。
それでは。
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