スポーツコンサルタント/ビジネス戦略コーチ
宮城哲郎
今回の記事では「コンセプト」ということをテーマにシェアできたらと思う。
まず、ビジネスにおいて、コンセプトということを簡単にお伝えすると・・・
「誰に」
「何を」
「どうやって」
この3つのキーワードについて、決定してビジネスを推し進めることであり、それを一言でお伝えすると・・・
誰のどんな悩みに対して(誰に)、自分たちはどんな解決策を投じるのか?(何を)
そして、それをどのようは販売方法や、提供の仕方をするのか?(どうやって)
これを決定しようということである。
一応、コンセプトについて以前書いた記事があるので、もしも、更に詳しく知りたいという人は、以下の記事も合わせて読んで欲しいと思う。
さて、そんなコンセプトだが、ビジネスにおいて超がつくほど重要な物で、正直、多少のノウハウが間違っていても、コンセプトさえ明確であれば、そうそう失敗しないと言われいる物だ。
そんな理由から、特に、これから起業しようと考えている・・・、もしくはこれから新しい事業を展開しようとされているのであれば、適当には考えないで欲しいことであるということは、まず最初に、伝えておこう。
ライバルに負けないコンセプトって?
さて、ここからが本題なのだが、そんなコンセプトを「ライバルに負けない」ために作るということが、今回のテーマになっているわけだが、さて、それってどうやって作るのか?ということが気になる事だと思う。
① 「誰」は実際に会える人を!
まず、誰にの部分を「ターゲット」なんて呼ばれたりするのだが、これが本当に本当に重要な事だ。特に、小さな会社、スモールビジネス、と呼ばれる存在にとって「ターゲット設定」は、もはやビジネス全てと言っても過言ではない。(大袈裟抜きに)
そして、そんなターゲットを設定する際に、多くの人達が語るのがペルソナを作ろうという話になるのだが、このペルソナ作りが、まあまあ危ない橋を渡らせてしまう。
ちなみにペルソナというのは、自社の架空の顧客像のことを意味するのだが、あらかじめペルソナ(理想の顧客像)を作っておくことで、自社の商品やサービスを販売する際には・・・
「このペルソナに響くようなメッセージや、メディア選び、オファーなんかを決定しようぜ!」
ということが出来るようになるので、何かサービスを販売しようと企てた際に、企画がとてもスムーズに遂行できるというメリットがある。
そんなわけなので・・・
マーケティングと言えば、ペルソナだ!
そう語る人も、とても多いので有名。(ビジネスを知らない人にとってペルソナといえば、ゲームをすぐに思い出すだろう)
ただ、ここで落とし穴がある。
そんなペルソナなんだが、ちゃんと作ることが出来れば、とても大きなメリットがあるのだが、これを作るのがとても難しい。
そして、僕は、これから起業を目指す人達に対して、ペルソナという話をしたとしても、特にこだわって話をすることはほとんど無い。
それは、なぜか?
「実在もしないペルソナを作ることに終始してしまうだけ。」だからだ。
僕は、スポーツ事業者以外にも、スポーツビジネスに特化したコンサルタントでもある、スポーツコンサルタントも育成している。
そのスポーツコンサルタントとして、これから活動しようとする人達も、やはり自分のコンサルビジネスを作り上げる中で、ペルソナ作りに励むのだが、ほとんどの場合、「それって本当に存在するの?」というケースのペルソナが出来てしまうのだ。
ペルソナを決定しようとする際に、年齢だったり、子供の数だったり、ターゲットの年収だったり、色々と一人の人物像になるまで作り上げるとする。(他にも趣味、休日に過ごし方、価値観など、色々と決め事はあるよ?)
そうすると、しばらくして、そこにはあなたのビジネスにとって理想の顧客像が、出来上がっている状態になっている。
でも、「じゃ、そのターゲットは、実際にはどこにいるのか?」
と考えた際に、すぐには見つけることが出来ないわけだ。
今回のテーマであるコンセプトを語る際に、ターゲット設定は絶対に外せない。
でも、そのターゲットを見つけられないのであれば、そもそものターゲット設定から違ってくることを理解しないといけないというわけだ。
となれば、最初のうちはターゲットに関していえば、「●●のようなことで悩んでいる人」と、サクッと決めてしまって、自身のチラシやWEBページなどで・・・
「●●のようなことで悩んでいる人」はいませんか?
「今なら●●のような悩みを解決するための、▲▲という方法を無料で提供できますが?」
という感じで、記載して、とにかく手当たり次第に発信する方が確実だ。
ターゲットは「直接会える人」「情報を届けられる人」これを目指して、設定すると良いだろうし、ライバル達が広域戦を繰り広げている間に、あなたは自分のサービスを直に必要としている人に案内することに専念すると良いというわけだ。
② 「何を」は相手に理解できる解決策で!
誰に、の部分が決まれば、次は「何を!」提供するのかということになるのだが、ここはシンプルにあなたが、そのターゲットの悩みに対しての解決策が答えになるだろう。
腰痛で悩んでいる人であれば、「腰痛の改善策」があなたの提供することになり、いわゆるサービスになる。
ただ、ここで押さえて欲しいのが、その解決策を投じることで、そのターゲットにどんな良い未来が待っているのか?そんな未来像「ベネフィット」をしっかりと伝えることだ。
※ちなみにベネフィットに関する記事はこちら
ライバルとの違いを打ち出すポイントが、まさにここ。
腰痛で悩んでいる人にとっての解決策は、確かに「腰痛改善」であることは間違いないのだが、ライバル達との差は、この未来の描写がポイントになるわけだ。
そういう観点から考えると、ターゲットが「どんな悩みを持っているか?」だけでなく、
「今の悩みを解決することで、将来、どうなりたいのか?」という事までを、しっかりと「表現してあげる事」
で、一気に、ターゲットの心を掴むことができるだろう。
③ 「どうやって」は細部へのこだわり
さて、最後の「どうやって」の部分だが、こちらで違いを出す為には、ライバルたちがやらない事をやってあげるということが、基本の戦略になる。
例えば、ライバル達がスポーツサービスだけを提供している間に、あなたはサービス外のフォローアップを手厚くするというのも良いだろう。僕のように、平日、ビジネスに関するメルマガを無料でお届けすることも良いかも知れない。
僕の経営するスポーツクラブでは、LINE@を活用して電子版のニュースレターを配信していたり、毎月のバースデー企画だったり、その他にも、ライバルが「面倒」だと思っていることを、徹底的に拘って開催するようにしている。
サービスを販売する際にも、他がチラシだけ配布する場合でも、うちはオンラインでPRしたり、地域貢献活動を一度、開催して、その中でチラシを配布するという事をやったりもする。
「どうやって」の部分は、どうしても違いを出しづらいものだからこそ、ライバルがやらないような「地味で細かい部分」を徹底的にやることが、喜ばれる要因にもなるので、そこはライバル達がどういった方法でサービスを提供しているのかなどをリサーチすると良いだろう。
さあ、ライバルとの違いをうちだそう!
さて、以上がライバルとの差を出すための「コンセント」の作り方ということの全容だ。
いくつか補填記事も添付しているので、後で、それらもご覧になって欲しいと思うのだが、このようなコンセプトであっても、起業前と起業後でも大きく変わってくるもの。
多くの場合、すでに上手くいってそうなコンセプト事例を参考にしがちなのだが、その事例が、果たして今のあなた自身にとって最適な物かどうかは、しっかりと検証した上で、実践されて欲しいと思うが、起業したてのころというのは、意外にもシンプルな行動の繰り返しでもあることを、この記事では伝えておきたいと思う。
それでは、頑張っていこう!
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