モデルチェンジする柔軟性

From:宮城 奈津子

 

先日、日本でもついに新型コロナウィルスの「緊急事態宣言」が出されました。私の友人のパーソナルトレーナー、飲食店、整体院、ジムオーナーの方々と、メッセージでやりとりしたのですが、やはり休業せざるを得ないとのこと。

 

不要不急の外出を辞めるよう国から要請されては、施設を開放することはできませんからね。

 

しかし、意外にも(?)みんな前向きな対策をすでにスタートしており、飲食店は「テイクアウト戦略」を期間限定で出すことで、今を乗り切ろうとしていて。

パーソナルトレーナーさんは地域(エリア)に根ざす経営から、オンラインで指導する全国版に切り替えていて。

ジムのトレーナーは、これを機に会員さんに「食事のアドバイス」をオンラインでスタートさせたり、ビリーズブートキャンプのような音楽にのせた筋トレレッスンを配信したりしています。

 

ダイエット大会に参加しました

 

実は私も、この機会にオンラインレッスンをいくつか体験させて頂きました!

一つは35日間でダイエットするプログラム「フィットフェス」というプログラムです。

 

35日間の間に、トレーナーがトレーニングメニューを送ってきてくれます。目標に合わせたメニューになるので、マッチョになりたい人はマッチョになるような頻度と強度を。下半身を引き締めたいなら、それに合わせて毎日メニューがくる形です。

 

また、食事を写真で毎回撮影し、アプリ上に掲載することで、食事の管理をすることができます。管理栄養士からの食事メニュー例が週に2回届き、これを参考に食事の量を調整します。

 

使ってみて思ったのは、自分の食べるものを撮影して送るだけでも、かなり食事に意識が持っていかれます。また、他の参加者のメニューも見れるので、自分がどれだけ食べ過ぎているか、どれだけ足りないのかが、視覚的にも判断できます。

 

その他にも様々なダイエットに関する知識を学べるようになっており、定期的にクイズが出題され、ポイントが高い人はランキングに載ることができます。

 

こういったプログラムは、おそらく最初で作っておいた動画を、毎日配信しているだけだと思うんですよね。

でも、参加者は自然とそのプログラムに参加し、賞金を目指して頑張る人もいます。(賞金を得るには身体を撮影して、ビフォーアフターの判定が大きいようです)

こういったダイエットとは別の目的もあることで、参加者はよりよい条件で頑張る「環境」を買うわけです。

 

パーソナルトレーナーの方や、ジム経営者は、会員さん限定でこういった「オンライン大会」ができないか?を考えてみてもいいかもしれません。

これなら、本当にオンラインだけで完結できるなぁと感じましたし、これを自社に応用できないかと考えました。また、プログラムができたらお伝えしますね?

 

フィットフェスが気になった人はこちら

 

ヨガレッスンを体験しました

 

次に体験したのは、うちのスポーツプレナークラブメンバーでもある松林さんのオンラインヨガレッスンを体験しました。

 

私はヨガをやったこともなく、動きもまったくわからず、しかも身体がめちゃくちゃ硬いので、最初がいきなりオンラインで大丈夫か?と不安に思っていました。

 

しかし、Zoomを通してのレッスンは、ゆっくりと、身体をどう動かしたら良いのか、インストラクターさんに誘導されるように、自然とポーズをとることができました!

 

特に、在宅ワークになった今は、デスクワークが多く、身体が縮こまってしまいがちです。実際に私もそうでした。

なぜそれがわかったかというと、レッスンを一時間受けたあと、前屈をしたら、手がペターっと地面についたんです!指先だけとかじゃないですよ?手のひらがペターっとついたんです。

 

これは学生時代ぶり(?)くらいの快挙で、ヨガレッスンはオンラインでも十分効果が出るんだなぁと実感しました。(もちろん、講師のスキルが重要だと思いますが笑)

 

また、自分の内側に意識を持っていくこと。

目を閉じて、じっと集中することって、生活の中で全然なかったので、本当に新鮮で、リラックスすることができました。肩にこんなに力が入っていたんだとか、首がこんなに緊張していたんだとか。腰ってこんなに伸びるんだとか。

 

自分の身体を知る意味でも、本当に素晴らしいレッスンでしたね。

 

デスクワークが多い皆さんも(おそらく女性だけかと思いますが)ぜひ、松林さんとこのレッスンも体験されてみてください。ヨガはもちろんのこと、オンラインレッスンのヒントにもなるかと思います。

 

◯松林さんのオンラインヨガレッスンはこちらから

 

ウェビナーに参加しました

 

今回、初めて有料のウェビナーに参加しました。

3人の対談をZoomのウェビナーで配信するものです。これまで、youtubeライブや、インスタライブに参加したことはありましたが、Zoomのウェビナーは初めて。

 

しかも、登壇する3人は、全く別会場にいる方たちでした。インタビューする人とされる人、それを解説する人という感じで。

 

これはめちゃくちゃ学びになりましたね。ウェビナーは基本的に閲覧者はミュートに設定されているため、画面にも映りませんし、音声も入りません。なので、ただただ3人の会話を見ることができるわけです。

 

まるで、イベントホールの対談を見に来ているのとなんら変わりありません。内容もスッと入っていきますし、メモも取りながら、コーヒーを飲みながら見ることができます。

 

これは、スポビジ大学でもできそうだなぁとまた考えながら参加していました。例えば、今実際にオンライン対応にシフトチェンジした方のお話だとか、失敗談とか、成功事例とか。こういった情報をシェアすることで、より多くのスポーツ経営者が喜んでくれるんじゃないかなと思ったわけです。

 

このように、様々な方々がオフラインからオンラインへとシフトチェンジしています。本当にどれも素晴らしいサービスだなと感じましたね。

 

モデルチェンジする柔軟性

 

この状況がいつまで続くか?これは誰にもわかりません。

 

2ヶ月後かもしれないし、1年後かもしれない。その期間、多くの経営者が悩み、思考し、大きな決断を短期間で、しかも何度も繰り返しやならくてはいけないわけです。

 

本当に精神的にもキツくなると思います。

だって、経営者は、誰かに判断を委ねることもできませんし、意見は聞いても、結局決断は自分がやるしかないわけですからね。

 

多くのスタッフを抱えている方も、多くの店舗を抱えている方も、今、この瞬間からずっと「決断」のタイミングを測っているわけです。

 

しかし、ここで大きな差が生じるのは目に見えています。

 

だって、これだけ短期間の間に、企業が生きるか死ぬかの判断を繰り返すわけですから、そのスキルは到底追いつけないと思います。悪く考えてもしょうがないと切り替えて、時代に合わせた形で自社を柔軟にモデルチェンジできる経営者が、より力を発揮するんだと思います。

 

ただ、今は踏ん張りどき。

そんな時にオススメしたいのは、この時期に、他業種のオンラインサービスを活用してみることです。

 

そうすれば、あなたが決断する際の「判断材料」となるはずですし、同じ同士の仲間がいれば、アイディアをシェアすることができます。

 

今までに気がつかなかったアイディアが生まれるかもしれませんよ?

 

同じ時代を生きるもの同士、共に頑張り、乗り越えていきましょうね。

 

それでは、今日はこのへんで!

 

 

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