From:宮城 奈津子
小難しそうなタイトル・・・笑
私らしからぬタイトルで、きっと皆様を驚かせたことでしょう。
時代とともに、マーケティングも変化していると言われる中、私自身も時代とともにキャラ変しようかと思っている今日この頃。
さて、そんな話は置いといて。
最近、マーケティングをまじめに勉強していますが(最近かよ)、こんな興味深いキーワードを拾ってしまいました。
それが「マーケティング4.0」。近代マーケティングの父と呼ばれている「フィリップ・コトラー氏」が説いた、新時代のマーケティングのことです。
もしかしたら、マーケティングについて勉強しているあなたも、一度や二度は耳にしたことがあるかもしれませんね。なので今回は、そんなコトラー氏が提唱している、新時代のマーケティング戦略について、私なりに解説してみたいと思います。
たまには、こういった「評論家」的な雰囲気?出してみたかったんですよね。憧れ。
でも、この事を知っておくだけで「マーケッターっぽい」感じになれると思うので、ぜひ最後まで読んでいただき、他者にドヤ顔で話してみてください。
・・・でもまぁ真面目に話しますからね。笑
マーケティングの進化を知ろう!
まずですよ。そもそも「マーケティング4.0」ってことから「え?」って思った方がいると思うんです。「マーケティング1.0〜3.0も聞いた事ないけど」って人。そう、あなたです。
大丈夫です、ご安心ください!
今回は、マーケティングのおさらい(?)をしながらマーケティングが時代に合わせてどのように変化してきたのかも、ここで一度知っておくといいかと思います。
マーケティング1.0は、「商品中心」のマーケティング
産業革命により、この時代には多くの「商品」が生産されました。商品がたくさんできたので、それを売り込むための販売戦略が、このマーケティング1.0のスタート。
この時代には、そもそもの商品の値段が高く、値段を下げれば購入してもらえた為、どちらかといえばセールスというよりも、生産コストをどれだけ抑えるか?的なことが戦略の中心となっていたわけです。
この時代は、企業側がお客さんよりも優位に立てる環境。似たような商品も少なく、出せば売れるし、売れなくなれば価格を下げる事で完売させることもできたわけです。なので、作ったもん勝ちのような時代でした。
それも当然ですよね。まだ商品開発のノウハウがない時代ですから、それを研究した企業が偉い!となるのは、当然かと思われます。
なので、より利益が欲しければ、作るコストを減らす事で、その利益をコントロールすることができたわけです。時代ですよね〜。バブリー。
マーケティング2.0は、「顧客中心」のマーケティング
マーケティング2.0の時代には、生産コストを減らす事に一生懸命になった時代の後ですので、大量生産が可能になりました。みんな安くで生産できて、大量に販売できる時代です。
しかし、市場に似たような商品がで回ってくるという弊害も起こります。当然ですよね。となると、お客さんが商品を「選択」できるようになったわけです。
ふふふ。ただただ生産コストを減らせば儲かった企業さんよ、我々顧客を無視できない時代となったぜ!
っということで、「商品中心」から、「顧客中心」のマーケティングに変化したのです。つまり、お客さんのほうに購入の主導権が移ったというわけなのです。
数ある似通った商品から、自社を選択してもらう為に、次に企業が取った行動が「差別化」です。よくマーケティングのフレームワークで言われるSTP分析や3C分析も、この時代に誕生したものですね。ここでも相当な企業努力があったと思います。
当時の名言・・・「お客様は神様です。」
まさに、時代を象徴するかのごとく・・・ですね。
マーケティング3.0は、「人間中心」のマーケティング
時代は進み、誰もが会社を作れる時代。誰もが起業できる時代となりました。自社ビルや、自社工場。これまでは一部の大きな会社しか持つ事ができなかったものが、中小企業や個人でも持てるような時代です。たくさん生産し、たくさん販売したのがこの時代です。
しかし、21世紀に入ると、環境問題や格差問題など、さまざまな「社会問題」が深刻化してきました。工場の排気汚染だとか、環境に悪いものを排出していたりだとか。利益を追求すれば、環境はどうでもいいわけではありませんよね。そういった企業の社会貢献が意識されるようになったのがこの時代です。
そのため、企業は「CSR活動」のPRをし、会社のイメージアップを図る事で、周囲のステークホルダーをひきつけ、それから自社の商品を販売するような手法に変わっていったのです。それは今の日本のCMをみていてもわかりますよね。
また、会社の理念をPRしたり、製品を作るまでのストーリーだとか、ドキュメント。そういった企業や製品のイメージや、価値を伝えるために行うのがマーケティング3.0の「人間中心」のマーケティングと言われています。
どれだけ、その会社に惚れさせるか?といった勝負になってくるわけです。それは法人という「人格」こそが、企業の価値だと言われる所以かもしれませんね。
さぁ、だんだん複雑になってきましたよ?そして今の時代はさらにその上、マーケティング4.0の時代です。
マーケティング4.0は、「自己実現欲」のマーケティング
コトラー氏が提唱するマーケティング4.0は、お客さんの「自己実現欲」を満たす為のマーケティングだと言っています。自己実現欲というのは、自分らしく生きたい!と思う欲求のことです。
商品やサービスの質も向上し、社会貢献もしている会社が増えると、今度はお客さん自身が「どうありたいのか?」という部分を重要視するようになったのです。つまり、より自分の生き方や価値観に合うような企業が求められるというわけなのです。
なので、企業はお客さんの「自己実現」を後押しするようなサービスを開発できるかが、新時代のマーケティングの鍵だと言っているのです。
もはや当初のマーケティング1.0とは全く違った商品の提供の仕方になってくることだと思います。
モノではなく、自己実現を求める時代
世の中にはすでにモノがあふれています。欲しいモノは比較的簡単に手に入りますし、市場に出ている商品やサービスも価値のあるものばかりです。100均にあるもので、十分便利な生活が送れませんか?生産コストも極力下げる事ができていますし、顧客満足度も高い水準を保つ企業が残ってきています。
そんな時代にお客さんが求めるのは、デジタル技術の発展による人々の生活や価値観の変化を、しっかりと把握したマーケティングが必要になっています。
人々は、この時代に何を求め、何を自己実現と考えているのか。
その研究をすることが、現代のマーケティングの鍵と言われるのです。
・・・。
何それ、むずかし。
って、思いましたよね?はい、私も思いました。笑
とはいえ、コトラーさんもアバウトに提唱しているわけではありません。具体的に、どうすればいいのかを、しっかりと解説しています。(※詳しくはコトラーのマーケティング4.0を読んでみてください)←必殺、丸投げどーん。
Wow!体験でファンにすべし!
マーケティング4.0の時代に必要なのは、「ファンの獲得」が重要視されます。先ほどもお話しした通り、自己実現を後押ししてくれる、そんな会社を求めているといいました。
ということは、顧客と同じ価値観を持った会社が、同じ価値観を持った顧客と関わることで、自己実現を目指していくという形になるということです。
実際に、ファン獲得のために何が必要かというと、提供する商品やサービスを通して、人々が驚いたり、感動したりすることができるような「Wow!体験」を提供することです。
その驚きや感動が、顧客の記憶や印象に残り、あなたの会社を好きになり、追っかけるようになり、商品やサービスを実際に購入し、関わっていくことでファンになるというわけです。
ともなれば、スポーツという媒体は、非常にそれに優れています。人々を感動させたり、人々を驚かせたり、人々を喜ばせたりすることは、昔っからやっていることだと思います。
しかし、それが「当たり前」と思い込み、十分な発信ができているとは思えません。なので、今後私たちが注目すべきことは、自己実現欲を満たす為、これまでやってきたことをより見える化することの努力をしなければならない、というわけです。
これは、あくまでも私の解釈です。きっと、様々な専門家が、様々な分野での活躍の道を模索していくことだと思います。
しかし、最後は結局「人」が決めること。あなたの価値観に合う人だけが集まるような時代になれば、きっとお互いがハッピーになれる時代だと思います。
どんな時代のマーケティングにしろ、あなたの価値観を大切にし、それを発信していくことを忘れないで欲しいと思います。
久々に小難しい話をしたので、結構疲れました。笑
あ、読んでいる人は余計疲れたでしょうね。でも、最後まで読んでくださってありがとうございます。
次はもっとフランクなネタを提供したいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね?
それでは今回はこのへんで!
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