思わず「二度見」した看板とは?

from 宮城哲郎

 

プライベートオフィスに向かうため、車を走らせている途中。

とても気になる広告物が目についた。。。というか驚いた。

 

それは、ある「飲食店」が出していた「看板」で、その店自体、どちらかというと高級店というよりは…。

大衆向けに「ガッツリした物」を安くで食べられるというお店なのだが。

 

そんなイメージを持ってただけに、その店の出した広告物のメッセージの内容に思わず反応してしまったのだ。

 

もしかしたら、あなたは僕が突然、飲食店の話をしだしたので、今回の記事が…。

「きっと自分には関係ないのでは?」

 

そう感じると思うかも知れないが、そんな事は決してない大アリだ!

 

なぜなら、実は今回の店と同じようなことを、スポーツビジネスをされている人達の多くも「無意識」にやっているからだ。

 

加えて、もしもこれが原因で、多くのお客さんを逃している可能性があるとしたら…。

あなたは、それでも自分には関係ないと思えるだろうか?

 

では、一体、その店はどのようなことを発信していたのか?

早速、あなたにもシェアしたいと思う。

 

衝撃のメッセージ

さて、そのメッセージについて語る前に。

一度、この店がどんな店なのかを確認しておこう。

 

その店自体、どちらかというと高級店というよりは、大衆向けに「ガッツリした物」を安くで食べられるということがコンセプトの店だ。

 

具体的に話すと、大盛りで、定食のおかずも豊富、唐揚げやトンカツ、そうした揚げ物が多く食べられるような店だ。

 

若い人達、もしくはガッツリ系を好む人が行く店で、僕も若い頃はよく通ったものだ。

 

だが年齢と共に、食事も前のようにガッツリ食べられなくなってきたので、もう何年もこの店には通ってない。

 

さて、そんなコンセプトを持った店が発信したメッセージは一体なんだったのだろうか?

ちょっとあなたも考えて見てほしい。(※マーケッターになった気分で)

 

・・・・

・・・・・・

・・・・・・・・

 

もう少しだけ!

 

・・・・・・・・・・・・・・・

オッケー!!

 

さて、この店がどんなメッセージを発信していたのか?

そして、僕は何に驚いたのか?

 

それは以下のメッセージだ・・・

 

「健康食、食べ放題!!」

 

そう、僕はこのメッセージを見た瞬間、かなり驚いたのだ。

※以下、僕の心の中の会話…。

「えーーーー!?健康食が食べ放題??」

「それって、食べ放題にしちゃったら食い過ぎで不健康になるやん?」

「むしろ、唐揚げ食べ放題とかだったら良かったのに!!」

「これまでに何があったんだ???」

と、頭の中で考え込んでしまった。

 

要するに、僕が店に対して「期待していた事」と、全く真逆のことを発信しているわけだ。

 

ここまで話してきた中で「いやいや別に食べ放題だから、そんなに悪くないやん?」と感じた人がいるかも知れないがそれは違う。

 

なぜなら、コンセプト自体がブレているからだ。

そして、この「ズレ」が何気に大きな影響を与える事をみんな気づいていない。

 

あなたはマクドナルドが突然、、、

「明日から、健康志向の商品だけを販売します。」

なんて言い出したらどうだろう?

 

もしもスタバが、、、

「明日からランチバイキング始めます」

なんて言い出したらどうだろう?

 

あなたは、今後もそれらの店舗に通うことがあるだろうか?

 

もちろん、変わったことで「来店する」人もいれば、変わったことで「来店しない」人もいるだろう。

 

要するに、コンセプトのズレが起きる時に、そうしたことが起こるというわけだ。

 

どちらの企業も、今の施策を「やろうと思えばできる」はず。

実際に、今の時代「健康食」も「バイキング」も流行っている。

 

それでもやらないのは、出来ないのではなくて「敢えて」やらないのだ。

なぜなら、この両者は…。

 

「顧客が自分達にどんなことを期待しているのかが分かっている」からだ。

 

そして、スポーツビジネスでもこれは重要なことだ。

 

顧客が自分達のことをどう認識しているのか?

 

商売を続けていくと当然ながら、顧客の自分達に対して感じる「印象」というのが生まれてくる。

要は、「あの会社は◯◯屋さん」という風にだ。

 

でも、多くの場合、「自分達の感じている◯◯屋」「お客さんの感じている◯◯屋」というのがズレることが起きる。

 

そして、その多くの理由は「自分達の発信しているメッセージが少しずつ違ってくる事」が理由だ。

 

僕らだって成長する。

成長するという事は、自分の置かれている環境も変わってくる。

 

環境が変われば、自分達のやりたい事も当然ながら変わってくる。

 

そうすると、以前まで言っていた事と違う事を発信してくるので、当然、お客さんの中で違和感が生まれる。

 

ここで起こるのが「コンセプトのギャップ」だ!

 

きっと、その店もそうした価値観の変化が起きたのだろう。

もしかしたら、少し景気が悪くなった事を受けて、周りのトレンドを取り入れる事で状況を打開しようとしたかも知れない。

 

だけど、その打開策が今いるお客さんの期待とは、真逆の行為になってしまうことがあるというわけだ。

 

もちろん、この事は悪い事ばかりではない。

敢えてコンセプトを変える事で「自分の理想のお客さん」を集め直すという事もする必要性もあるからだ。

 

僕がここで言いたいのは、売上が上がらない理由の一つが。

「お客さん側の期待と、こちらのやっていることのズレ」が原因で起きている場合があるという事を知ってて欲しいというわけだ。

 

この事は、きっとあなたにも起こる。実際に僕も起きた。

 

・どこまで顧客の期待に答えるのか?

・どこから自分のやりたい事を支持してくれる顧客を集めるのか?

 

そうした事を知らないで、なんとなく毎日を過ごしてしまって、

「あれ、最近お客さん減ったな???」

なんて事にならないように注意しよう。

 

それでは…。

 

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この記事を書いた人

スポビジ大学主宰。元プロサッカー選手として国内外で活躍した後、「スポーツで街を元気に」を合言葉に一般社団法人サンビスカス沖縄を設立した事をきっかけに事業家としての道を歩む。サンビスカス沖縄を通し年間延べ1万人以上の人にスポーツサービスを提供し、自身の経験から生まれた幼児体育プログラム「アミーゴプログラム」では3万人以上の子供達の発育・発達に役立つプログラムに成長させる。「業績アップが難しい」と言われるスポーツビジネスという分野において数多くの成功事例を出した経験から、スポーツ以外の業種に対してもコンサルティングを行うなど、その活動の幅を広げる中で「もっと多くの人達にスポーツを仕事にする事の喜びを知ってほしい」という思いからスポビジ大学を作り今に至る。他にも「スポーツやスキル系で飯が食える訳が無い」と言われている中で、引退後のスポーツ選手、スポーツトレーナー、インストラクター、治療院、セミナー講師、教育サービス、アパレル系、コンサルタント、コーチング業などの業界で多くの起業家を輩出。その経験や知識を継承するスポーツコンサルタントの育成にも奮闘中。2014年、15年にはFIFA公認国際サッカー東アジア大会へ「琉球代表」として選手兼監督として出場し、見事優勝を飾るなど、スポーツ起業家らしく、実業とスポーツ競技者として異色の活躍をする。支援したスポーツ経営者は1678名(2018年12月現在)と、スポーツ界に旋風を巻き起こしている。

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