From 宮城哲郎
最近、ネットの普及に伴いビジネスの効率化や自動化という言葉を凄く目にする様になった。
ま、僕自身も経営者やってる身なので、この気持ちはよく分かるし、そんな思いが心の中にあるので、google様にそれを見破られて、ガンガン広告表示されているのだろう。笑
事実、ここ最近は、そうしたデジタルツールがかなり登場している。
無料、または物凄い安価な値段で、今まで大人数が必要であった作業がいとも簡単に出来るようになったのだから便利になったものだ。
実際に、僕が経営する会社の多くでも、このようなツールを活用して多くの作業を効率化し、そして自動化させることに成功できている。
正直、お金を稼ぐことよりも好きなやつと仕事がしたいということの優先度が高い僕にとっては、人を雇用しないとビジネスが拡大できないというような状況を解決できたという事はすごくありがたい。
なぜなら僕にとってビジネスというのは「誰と一緒に目標達成するか?」これが最重要項目だからね?
人を増やして、その分売り上げが上がるのは間違いない。でも、一緒に仕事やってて楽しくもない人と同じ時間を過ごすのはシンドイからだ。
人間の殆どのストレスは「人間関係」だと言われる。
せっかくリスクを起業したんだ。どうせなら自分らしくやっていきたいからね?
さて、繰り返すようだけどそうしたメンタルを持っている僕のような人種にとっては、ここ数年の便利ツールの進化はとても有難い。
でもね、そんな便利ツールが増えたからといって、なんでもかんでも効率化や自動化に自分たちのビジネスの舵を切るのはいかがなものかと思うんだ。
今日はそんな理由をあなたにもシェアしたいとおもう。
効率の良さは真似される
例えば、僕らのようなビジネスで言うとLINE@やステップメールのようなコミュケーションツールは「効率化」を図る際には凄く重宝されるツールだ。
あらかじめ、お客さんに伝える内容を設定して、そろそろに登録しておけば、後は自動でお客さんに情報が届く。
決まった日に、決められた内容のコンテンツが届けられるので、こちらとしては凄く楽だし、何より、効率化によって空いた時間をより目の前のお客さんに活用することもできるだろう。
でも、残念ながらこのようなカタチで提供したコンテンツというものは真似されやすい。
真似されるという事は、同じようにフォローアップしている競合も増えているということなので、当然ながら希少価値は下がる。
顧客に対して、自分たちは特別であるということを伝えたいにもかかわらず、逆に価値を下げている結果になりやすいというわけだ。
なぜなら、皆が同じようにやってるから。
そして、この傾向は今後さらに加速される。今まで以上に便利なツールが登場し、そしてより簡単に、多くの人が同じような形で顧客とコミケションを取れるようになる。
もちろん効率化や自動化を否定するつもりはない。
なぜなら業務を効率的におこなうことで、より直接的な部分でお客さん対して関わる時間が確保できるからだ。
ただ、周りを見渡してみると効率化や自動化というものの目的が、ただ単に、「自分たちが楽してビジネスをしたい」という部分に傾きすぎているのなら違う。
効率化や自動化を図ったのにも関わらず、肝心の顧客との関わりが気薄になっているという、本末転倒な状態を引き起こしているわけだからね?
なぜ、効率化するのかを掘り下げる
何のために「効率化」や「自動化」をするのか?
それは当然ながら売り上げをあげるためだろう。
では、売り上げってどうやったら上がるのだろう?
それをもう一度、真剣に考えて欲しいんだ。
そう考えた際、僕らのようなサービス業というのは、お客さん対して非効率なまでに手厚いサポートをした先に売り上げが立つ物だと僕は思う。
要は、今からやろうとしていることが「顧客のためなのか?」それとも「自分たちが楽をしたいだけなのか?」を頭に入れているかどうかが重要だってことだね。
もちろん、このスポンジ大学のブログを読んであなたであれば、「ビジネスは関係性重視」であることは重々承知のはずなので、何も心配をしていない。
でも、僕を含めて人間というのは本来、楽をしたい生き物だからね。自分の中でしっかりと自制していかないと、いつの間にか忘れてしまうものなんだ。
という事で、もしも、あなたがビジネスの「効率化」や「自動化」を考えているのであれば、今回の僕の記事を頭に入れながら、実現して欲しいなと思っている。
そうでないと、せっかく顧客にとって「価値」のあるビジネスを作る為に頑張っているはずなのに、その逆方向に舵を切ってしまうからね?
あなたの好きなスポーツで、あなたの周りにいる人を幸せにして欲しい。それが僕の願い。
それを本質として考えてビジネスを作ることって、本当に大切なんだという事を、今日は伝えたかったというわけだ。
それでは、応援してるよ!
PS 価値を伝える為のビジネス作り
ちなみに、このスポビジ大学では「集客を仕組み」にして、もっと目の前のお客さんに時間を使おうと提唱しているのだけど、その仕組みを作る方法は以下から学べます。
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