コミュニティのメンバーとともに、大きな事を達成する為の方法

イベント企画の作り方

from 宮城哲郎

今回の記事は、きっとスポーツビジネスの核となる内容だと個人的には思います。なぜなら、スポーツという物が持つ独自の効果を形にする時には、これから話す事は凄く大切な事になると思うからです。

みんなで一緒に大きな事をやり遂げる…

これこそ、スポーツビジネスという分野においても最大の醍醐味であり、スポーツのみならず「自分の理想のライフスタイルを形成する」事においても重要な事だからです。

 

どうせ、好きな事を仕事にするのなら、それを心の底から楽しめる様になった方が良いに決まっています。

 

そして、今回の話す事例には、それを実現する為の考え方やノウハウを凝縮していくつもりですので、ぜひ最後まで読んで欲しいと思います。

 

総合型地域スポーツクラブで集まってある大きな事業をする事になりました

161125-0005今回、話す事は先日11月23日に行なわれた、沖縄県の事業でもある「カラダいいこと体験会」というイベントについてです。

 

沖縄健康長寿の復活と沖縄観光の活性化を目的に、沖縄県の総合型地域スポーツクラブが一同に集まり、それぞれのクラブが活動する教室やサークル活動で提供している「カラダにいいこと」を体験してもらうと企画です。

 

簡単に言うと、沖縄県の総合型地域スポーツクラブ発の健康イベントを開催したと言うわけです。。。

 

仕掛け人はこの人

11082764_441269029354915_120746317_n皆さんご存知、このスポビジ大学の執筆者でもあるタスクさんです。タスクさんは、沖縄県の総合型地域スポーツクラブで構成された協議会の代表でもあり、いわゆる総合型地域スポーツクラブの沖縄県の長にあたります。

 

僕が代表理事を務める(一社)サンビスカス沖縄の中にある総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄の代表もやっています。(※意味がわかりませんね。この辺りはざっくり聞いて下さい)

 

要するに、いわゆる沖縄県内の総合型地域スポーツクラブの長であるという所だけは押さえておいて下さい。(※ちなみにタスクさんだけの記事が読みたい人はこちらです。宮城亮全ての記事

 

そのタスクさんを中心に、「県内の総合型地域スポーツクラブをもっと世にPRしていこうぜ!」という意図と、沖縄県が推奨する「長寿県の復活」と意図が合わさって今回の企画となったというわけなのですが。

 

当日は「1000名集めたら大成功」と言われていた中で、約1,5倍にもあたる1600名の来場者が参加し、「超成功」になったのです。そして、今回はその秘訣を側から見ていた僕が科学的に解説していこう言うわけです。

 

ですが…実の所、イベントは終わってしまえば「超成功」となったわけですが、そこに至るまでは結構大変な想いをしたのも事実です。

 

大前提、それはみんなの協力があったから…

まず、断わっておく事があります…それは、今回のイベントが大成功に終わったのは、関わった全ての人の力だというのは間違いありません。

 

ですが、今回のイベントを一発の打ち上げ花火の様にせず、2回目、3回目と続き、更に発展させていく上では、やはり検証も必要ですし、何よりこのスポビジ大学で学んでいるあなたにとって、今回の経験やノウハウがあなたのお役に立てる様にするには、今回のイベントをビジネス的な観点から解剖しなくてはいけないと思ったからです。

 

そして、その為の記事を書けるのは、きっと僕しかいません。理由は簡単です。僕は責任者ではないからです。(笑)

 

責任者ではないので、感じた事をそのままかけますし、分析も出来るからです。

 

僕が、今回のイベントで、タスクさんの立場でしたら、きっと…

「皆さん本当にありがとうございました!」

その一言しか言えないでしょう。

 

それほどにたくさんの人がこのイベントに関わり、自分の貴重な時間を提供してくれたからです。それを大前提に、今回の様なイベントを、別の誰かが何度も再現できる様に必要な事をお話ししていこうと思います。

 

価値観の違う集合体ゆえのギャップ

例えば、10名から100名規模の教室やイベントであれば、自分達だけの力でも可能ですので、必然的に同じ感覚の、似た様な価値観のメンバーで事業に向き合うのですが、色々な人達を巻き込む事業となると、まずは互いの価値観の刷り合わせが必要なります。

 

ですが、これは全国的にもそうだと思うのですが、総合型地域スポーツクラブといっても住んでいる土地柄も違えば、活動規模も異なります。何より、自主財源で経営しているクラブなんてのは一握りです。(※きっとウチぐらいです)

 

そうなると、当然イベントに対する考え方等も違って来ますし、「どうやって集客するのか?」なんて事をそもそも考えきれる人もいません。(※その辺りの集客について知りたかったらこのページにどうぞ。会員集客の仕方

 

ですから、まずは今回のイベントが…

【メンバーで大きなイベントを興す為に最初にするべき3つの事】

①どのような主旨(内容)か?

②どこにゴールをおくのか?

③それを達成する事でどんなベネフィット(良い未来)が待っているのか?

そこをしっかりと伝える必要があり、タスクさんを中心に、何度も協議を重ねて皆さんに伝えきたと思います。これは、何気に本当に凄い事です。

 

なぜなら、違う価値観の人達を動かすというのはそれ相応の労力がいりますし、僕自身は基本的にこうした事はやらないタイプだからです。(※価値感の合う人たちでやりましょう!がスタンスですから…笑)

 

実際の所、僕がこうして簡単に話す以上に色々と問題も起きたとは思いますが、それでもやはり人を巻き込む上で、避けては通れないのが上記で話した①〜③の事をきちんとメンバー同士で共有をする事です。

 

今回のイベントに限らず、人を動かす際にはこの①〜③の設定をしっかりと行なう事は、チームマネジメントにおいても重要ですので、ぜひ押さえておいて下さい。

 

アイディアを「語る事」と、「形にする事」は別物

多くの人が、ここで壁に当たります。それは、実際に企画したアイディアを「形にする」という事は、想像以上に大変だという事です。自分達が「何をするのか?」というレベルの事は、誰だって語れます。

 

例えば…

・ブースの中では◯◯をしたい

・ステージでは◯◯をしたい

といった事ですね。

 

ですが、問題はそれに対して「どう人を集めるのか?」というのが鍵になります。しかし、今回のイベントのような…

色々な価値観の企画が盛り込まれた内容のイベント

これほど、売りづらい企画は無いのです。これは実際に集客を担当したら分かります。

 

例えば、これがあるミュージシャンのLIVEであれば「そのミュージシャンが好きな層に響く」様にPRをしたり、サッカーの大会であれば、サッカーが好きな人、もしくは実際にプレーをしている人達に向けて営業をかければ良いのですが。

 

15216251_1284796874926106_1349443690_o今回のイベントでは、写真の様にスポーツ大会が開催されたり、ヨガやフラ等の体験ブースがあったり、ステージでは空手やダンス等の疲労があったり、ワークショップがあったり、外にはカフェがあったりと様々だったからです。

 

あなたなら、これをポスターやチラシにする際に、何をどうやってPRしますか??それぞれの企画によって、ターゲットも違う内容の物を1つにするにはどうしたら良いのか?それを想像してみて下さい…笑

 

10888820_782377398501392_5238935471966418037_n正直、マーケティングを専門としている僕にとっては「アホちゃうか?」と思う様な感じです。なぜならマーケティングにおいての基本は「いかにしてターゲットを絞るか?」が今の時代には重要だからです。

 

ですが、ここからは、これまたスポビジ大学執筆者でもある奈津子さんの様な凄腕のマーケッターを中心に状況が次々と変わっていきます。

(※奈津子さんの記事が読みたかったらこちら→ 宮城奈津子 全記事

 

これまで数々のプロモーションのマーケティングを担当し、大手企業のマーケティングコンテンツを制作する奈津子さんにとってはきっとお手の物だったかも知れませんが、ここである作戦を立てたのです。

 

名付けて…

【1つのイベントを分断する作戦】※今考えました。笑

です。

 

要するに、イベントの全てを盛り込んでアピールするのではなく、それぞれの企画の責任者達が、それぞれの企画に対しての集客を行なうのです。

 

例えば、ヨガを担当する人ならば「11月23日にヨガ教室無料でしますよ?」と語り。

 

スポーツ大会を企画している人であれば「11月23日に大会を開催しますよ?」と語るといった具合です。その上で、ここから魔法のキーワードですが…

「他にも、無料で色々なイベントがあるからお得だよ?」

そう付け加えるのです。何気に、このフレーズがあるかないかでだいぶ違います。なぜなら自分の事だけを売り込むのって大変だからです。(※僕は麻痺していますが…笑)

 

これは音楽やアートの世界では常識だと思うのですが、自分達の出番を自分達で宣伝するという異業種からのヒントを得ています。

 

不思議となぜかスポーツだと、そのイベントを開催する主催者だけが汗をかくというのが定番なのですが。他の分野に目を向けると、それぞれが「それぞれのお客さんを集める」というのは普通です。

 

なによりこうする事により互いに責任も持ちますし、よりイベントに対して愛着や想いなどが加わります。そうなると、一部の人だけではなく、全体で盛り上げていくという感覚になりますので、結果的に凄く大きな効果をもたらす事も可能だからです。

 

とは言っても、最初からそればかりを期待してもいけないも現実です。

 

なぜなら最初の方でもお話ししましたが、皆が皆、こうして集客に長けているという事はあり得ないからです。どうしても苦手な人もいますし、それぞれの企画で定員の大小があるので、それだけではたくさんの人を集客するのは現実的ではないからです。

 

「自分達で集客をベース」に広告で一気に加速!!

となると、やはり必要になって来るのはお金をかけて「チラシを撒く」ということなのですが、この両輪があって初めて相乗効果が期待されます。

 

実際に、イベントの費用でエリア周辺へのオリコミをしましたが、そこにもコツがあって「イベントの内容自体に興味のありそうな人達が住んでいる世帯」に対して配布するというのがポイントです。

 

他にも、SNSなどを上手く活用すると効果があがります。

 

僕が実際にやったのは主要なメンバーにお願いして、FBやインスタなどで紹介してもらうという方法なのですが、その方達がフォロワーが多い人でしたらその効果は計り知れません。

 

ちなみに余談ですが、実は当日は雨が降っていたので、きっと多くの人が、外にお出かけをしようと思っていた際に…

 

「今日、雨だけどどこに行こうか…」と悩んだかも知れません。

 

そのような人達に拡散する事を目的に、敢えてイベントスタッフ全員で協力して以下の様な事を、行なうと良かったかも知れません。

「本日は、◯◯◯◯で△△△△イベントを開催!もしも、急な雨でどこに行こうか迷っていたのならぜひ、遊びにきてください!!僕(私)もこのイベントに参加してます♪
#◇◇◇◇(イベント名)

もしも、この様な事を投稿していくと、より情報が拡散し参加者はもっと増えたかも知れませんね。

 

実際に、今回それを頻繁に行なっていたのはタスクさんを中心とした少数の方のみだったと思います。

 

多くの人はSNSを「こういうイベントに参加しました〜」的な事後報告に使用するのが普通ですが、イベントを企画する側は、その辺りの視点を持って敢えて先回りに情報を拡散していくという仕掛けをする必要もあるとも思いますね。

 

とにもかくにも、自分達である程度の数を集客するという強い意識を持つ事が重要ですし、その上で経費を上手く活用して、集客加速させるというのがイベントを形にする為に重要な事です。(※むしろ集客の基本です)

 

他にも、タスクさんとうちのスタッフの一人は、夜な夜な会場のある市内の小学校、幼稚園に告知をしてもらう為に、全生徒分のチラシを準備してましたし、こういう小さな活動こそが、本来は王道だというのも忘れてはいけません。

 

大きな事を達成する為に必要な事とは?

この様に、それぞれの人達が、それぞれベストを尽くした事によって、今回の成功があったのは間違いありませんが、その裏には、このスポビジ大学でマーケティングを学んで来たあなたもよく知っている様な、ノウハウやスキルが要所要所で活躍しているのです。

 

ですが、今回の記事でもあるように、コミュニティのメンバーで大きな事を達成するとなると、それだけだと足りません。

 

今回、イベント当日までの流れをお伝えしたので、勘の良い人はお気づきですが、結局の所、巻き込む人が多ければ多いほど。

「イベントに対しての巻き込み方、巻き込ませ方」を重視する必要があるという事です。

そして、それを形にする為には、自分だけで何とかしようとするのではなく、メンバーそれぞれに主体的になってもらえるような仕掛けを作り、自分達もこのイベントの責任者なんだと思ってもらえる様に務める事が重要なのです。

 

それをもって初めて、集客の方法とか、PRの方法とかの様な「テクニック」が最大限に活かされる事になるというわけです。

 

どれか1つでも欠けてはいけませんが、それでもやはり大きな事を実現する為の、最初の一歩になるのは「メンバー自身の行動であり」あなたが起こす最初の一歩なのです。

 

今回は、そういうのを本当に教えられた期間になりましたし、中心になって動いていたメンバーには本当ご苦労様だったと言いたいものです。

 

個人的には、せっかく皆で頑張ってこの様なイベントを実現出来たわけですから、長く続く様なイベントになって欲しいと思いますし、その為には、やっぱり一人一人が主体的に行動する事しかないのです。

 

いやぁ、本当に皆さんお疲れ様でした。そして、参加してくれた人全ての皆さんにも御礼を申し上げます。

 

スポーツ起業家 宮城哲郎

 

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