事業拡大は、するべきか?否か?

スポーツマネジメント

from 宮城 哲郎

 

最近、「総合型地域スポーツクラブ」を運営されているという代表者からの相談があったのだが。

 

その方いわく、、、

「自分的に上手くいっているクラブと言うのは、やはり多くの会員を抱えているクラブなんですよね?」

「その為には、やっぱり事業を拡大させた方が良いのでしょうか?」

そんなことをおっしゃていたので、

これについての僕の考えをあなたにもシェアしたいと思う。

 

実際に、よくそのクラブの経営状況を見たところ、

数字的には、他のクラブよりも利益もあげていることが分かった。

 

商圏も、都市部というよりもベッドタウン的な場所なので、

そういう意味では、わざわざ拡大するよりも、

 

今の会員さんとしっかりコミュニケーションをとって、

長く続く様なクラブの体制を作った方が成果が出ると思ったのだ。

 

理由は簡単…今の時代のように、

至る所にいろいろな商品、サービスが溢れている状況下で。

 

顧客の購買の最後の決めては、

やっぱり「ヒト」という部分が大きいからね。

 

事業拡大をすると、どうしても経費はコストがかかる。

 

そして、拡大するということは、

「拡げた先の競合と戦うことは避けられない」

 

そうなると、やはり体力的な問題がどうしても避けられない。

 

もしも、組織体制が強固であるのであれば問題ないが。

 

競合やライバルにも体力があった場合は、

今の商圏エリアをつぶす事も起きるのだ。

 

ま、拡大することも良し、拡大しないのも良し。

 

様々な方法があるのだが、

結局は、経営者自身が決める事なのには変わりない。

 

そんな考えもあったので、

一応、気になったので「どうして拡大させたいのですか?」

そう聞いた所・・・

 

その理由は…

「いや、だってその方が良いクラブだと思うからです。」

という返事が返って来たのだ。

 

隣りの芝は青い

 

きっと、これはスポーツビジネスに限った事では無いと思うのだが、

どうやら多くの経営者同様に、となりの芝生が青く見えるのはどこにでもあるらしい。

 

でも、先ほども話したように、

拡大するにもしないにもそれぞれメリットがある事を、

まずは知らなければならない。

 

 

実際に、多方面で活動しているというクラブにはクラブなりに…

「スタッフと意思疎通がとれずに、会員にサービスが行き届かない」

「人が多すぎて、質の良いサービスが難しい」

「少数でもきちんと利益も出て、かつ時間もあるクラブがうらやましい」

そういう風に悩んでいるものだからだ。

 

なので、もしも「事業拡大をするか否か」と悩んだ際には。

ぜひ、もう一度、あなたは何の為に今のビジネスを始めたのかを考えて欲しい。

 

隣りの芝が青く見えるのはわかる。

 

でも、となりの芝よりも、

あなた自身の理想の芝の青さがきっとあると思うからだ。

 

 

そろそろ一年の後半に入るので、どこかで立ち止まって、

あなたの理想の状態を考えることをしてみてはいかがだろう?

 

 

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