海外での総合型スポーツクラブの事例とは?

From:宮城 亮(たすく)

 

クラブというのは、皆さんご存知の通り、もともとヨーロッパなどの海外で生まれたものです。

そのあたりの歴史の話は、僕が話ししてもあまり意味がないので、僕が教えて貰った外国人たちにとっての「クラブ」を今日はお話ししたいと思います。

 

ブラジルの総合型スポーツクラブを見て

 

僕がブラジルに行った時の話をしましょう。

僕は大学院で「スポーツによる地域おこしの研究」を行っており、このスポビジ大学の主宰である宮城哲郎氏がブラジルでプロのサッカー選手をしていたので、そちらを訪問しがてら、ブラジルのスポーツ環境を色々見て回っていました。(カッコよく言うと視察ね。)

 

僕がぼーっとそのプロチームの練習を眺めていると、横でサッカーをして遊んでいる子供達がいたんです。その子供達が徐々に集まってきたなぁと思って見ていると、平日の昼の早い時間帯にサッカーの練習が始まったのです。

 

あれ??まだ学校の時間じゃないの?

と思った僕は、近くの方に聞いてみました。

するとどうやら、学校は午前か午後のどちらかにそれぞれ行き、学校に部活はもちろん、体育の授業もないので、スポーツは地域のクラブでやるのが当たり前だというのです。

 

日本のように「スポーツは教育!」ではなく、余暇活動にあたるので、放課後はそれぞれが好きな地元のクラブでスポーツを楽しむものということなんです。

 

さらに、ブラジルだと1年間働くと、約1ヶ月お休みがもらえるらしく、その時に旅行に行ったりスポーツをしたりする大人がいるらしい。

その為、このプロチームを有するクラブは、朝も昼も子供も大人も大勢クラブを利用していたわけです。

 

子供がサッカーの練習をしている間に、母親はプールで泳いでいたり、父親は練習を眺めながらクラブハウスでビールを飲んでいたりする。とりあえず空いている時間はクラブへ足を運び、みんな思い思いに時間を使っている感じです。

 

日本でいうと、ショッピングモールに家族で行く感じですかね!

お父さんはマッサージチェアの体験してる間に、お母さんが洋服を選び、子供はゲームをしてるみたいな?取り合えあず時間あったら行くか!みたいな場所に、スポーツクラブがなっていると言うわけ。

 

それくらい生活に密接しているので、特別に「ダイエットを始めるぞ!」「スポーツ習うぞ!」とか何か気合を入れてお金をかけていくものでもなく、彼らが言う「これが当たり前」という感じでスポーツクラブがあるんですよね。

 

スポーツに対するハードルが高い日本

 

そういう状況なので、いきなり日本に持ち込んで「さぁ!スポーツクラブを作ろう!」って話になっても、体育の授業で成績が悪かった人や、毎日毎日仕事で残業・休日出勤をしている人が

よっし!今日はスポーツクラブに行こう!

というのは少しハードルが高いように感じませんか?

 

その為、日本の総合型地域スポーツクラブには、割と高齢者のように時間に余裕がある人などが参加しているイメージがあります。

 

今日本で問題となっている、労働時間の問題や、子供の体力低下を解決する為にも、総合型地域スポーツクラブを活用しょう!というのはわかるのですが、学校体育の取り組み方や、労働環境の抜本的な解決に取り組まなければ、例えそこにクラブがあっても、一部の余裕がある人だけのクラブになりかねないのが現状なわけです。

 

あとは『そもそもクラブが必要なのか?』ということもありえます。笑

いや、僕はもちろん必要だと思いますよ!笑

 

だけど、結局みんな仕事が好きだから働いてるんでしょ??って思っちゃうんです。

だってブラック企業とかなんとか会社批判するなら、その仕事辞めればいいのに!って思っちゃう。

 

お金欲しいし、出世したいし、そこを上り詰めるのが日本人のステータスになっているから、みんな仕事が辞められない。もちろんその気持ちはわかります。僕も仕事が好きだから。

でも海外に人たちは、本当にPlay(遊ぶ)ことが大好きなんです。

 

家族とどう過ごすか、人生をどう楽しむかということを一生懸命考えてるし、仕事や会社は二の次です。

 

ジャマイカ行った時も、「日本人は仕事ばかりして可哀想だ」と言われたことがあります。

僕が日本より貧しいと思ってた国の人たちから、逆に同情される状況なんですよ?笑

 

まぁそうは言ってもやはり日本人は仕事好きです。

何かを犠牲にしてみんなのために働いた!というのが美徳だし、しっかり自分の時間を使って人生を楽しんでいる人は悪者のように扱われます。笑

 

そりゃ仕事するよね。笑

 

そういうこともあるので、一概に海外と比べててダメとか判断するのではなく、日本人が通いやすいイメージ作りをすることがいいのかなって思います。

 

スポーツクラブに行くと営業成績が上がった!とか、クラブを通して地域の取り組みをしたらみんなに感謝されたとか、会社の上司が会社のためにクラブに行ってくれ!っていうくらい面白い取り組みをしたほうがいいですしね。

 

実際僕なんか、クラブのメンバーに入っているのは仕事が増えるから!というのもあるし。笑

 

このクラブという地域のコミュニティをどうビジネスに結びつけるか?というのは、アイディア次第では無限にあると思うんです。

 

あまりよくないけど、ブラジルだと朝からクラブに行って、子供達の練習を見て才能がありそうな子供にお小遣いをあげるから俺を代理人にしろ!って言ってプロチームに売り込もうとする大人がいるくらいですから。笑

 

それくらい色んな人が集まるのがクラブだし、それくらい色んな目的で通っていいのがクラブです。

 

海外のクラブを実際に体験して思ったのは、本当に色んな意味でみんな楽しそうだし、好き勝手やってる。そこはとても自由です。だからみんな生き生きしてます。

 

日本もそれくらい周りを気にせず『会費払ってるからのびのびさせてもらうぜー!』というスタンスでクラブを最大限活用できたら、もっと色んな化学反応が生まれることと思うのですが、あなたはどう思われますか?

 

左の画像は、ちょうど10年前の私と宮城氏です。笑

ブラジルにあるバーで試合後にパシャリ。

お互い、この後の人生は大きく変わりましたが、絶対にこの頃の経験が今に活きている様な気がします…

 

それでは、今回はこの辺で!

 

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