スポーツセールスライター/コンサルタント
from宮城奈津子
率直に言います。
もしもあなたが、チラシや広告、SNSやブログを通して、ビジネスの情報を発信しているのなら、この内容は絶対に覚えておいたほうがいいでしょう。
なぜならば今回は、普通の変凡な文章を、興味がある人に響くためのメッセージへと書き換えるコツをお伝えするからです。
これを知っているだけで、あなたが相手に伝えるために、何を意識すればいいのか。そのコツをつかむことになると思いますので、ぜひ最後まで読んで実践してみてください。
メッセージで意識するべき2つのこと
このスポビジ大学で、メッセージの重要性について学んでいる皆さんなら、相手に伝えるために必要なことは多少知っていると思います。
しかし、覚えることが多すぎて、すべてを踏まえていたら、いつまでたっても満足のいくチラシや広告、文章なんてかけやしない!と感じている方も多いかと思います。
実際に、私もチラシや広告を書く際は、何度もなんども見直して、ここのポイントは押さえているかな?冒頭はもっとこう書いたほうがいいかな?と編集の時間を多くとるようにしています。
一度にすべてのことを意識して、書くのは難しいですからね。
そんな中でも、今からお伝えする2つのポイントだけを意識すれば、興味のある人に響くメッセージが書けるようになります。
では一体、その書き方とはなんでしょうか?
誰に向けたメッセージか?を決める
まず、1つめのポイントは、「ターゲットを絞る」ということ。
チラシや広告の文章だけでなく、SNSやブログもそうです。あなたは、ある特定の人物にだけメッセージを書くようにしてください。
『え!ひとりに向かって書くなんて、他の人に伝わらないのでは?』と思われるかもしれませんね。
しかし、これは大きな勘違いです。逆に、ターゲットを絞らずにいると、メッセージがぼんやりしてしまい、見る側の人が「私には関係ないこと」と思ってしまって、ページを離れてしまうのです。(チラシの場合は捨てられてしまいます)
ここで、私が最近うまくいった成功事例をお伝えします。
とあるダンス教室のインストラクターさん。彼女は自分のスタジオを持っており、午前中〜昼過ぎまでは主婦層。そして午後から夕方にかけてはキッズダンスを教えていました。
そこで、昼間の集客が全然できておらず、チラシの相談があったのです。
実際にチラシを見て、一目瞭然でした。それはターゲットが特定されていなかったのですね。
「ダンスが好きな方、汗をかいてリフレッシュしませんか?」
たったこれだけです。笑
あとは、その平日の時間と、場所のイラストが書いてありました。これでは、誰が見るかわかりません。高齢者が見ても響きませんし、主婦が見ても響きません。
では、どういったターゲティングが必要なのでしょうか?
まず、第一に、平日の昼間にレッスンに来れる人です。
そうなると、高齢者か専業主婦でしょう。サラリーマンや仕事をしている人は論外です。ダンスの内容にもよりますが、今回の場合、ダーゲットは専業主婦に限定しました。
そして、メッセージを…
「忙しい朝の時間が終わって一息ついたら、テレビやスマフォを見ながらゴロゴロしていませんか?その毎日の積み重ねが、後に取り戻せなくなるほどの内臓脂肪を蓄え、同時にあなたの筋力低下を招いているのです」
こういったキャッチから・・・。
「週に3日の午前中2時間だけ私にください。あなたがそれ以外の時間をゴロゴロ過ごそうとも体型維持ができる為のダンスレッスンを提供します。しかも最初の1ヶ月はお試し期間で無料体験ができます。旦那さんに相談するのは、体験レッスンを受けてみてからでも大丈夫ですので、ご安心ください。初めての人でも大丈夫。初心者の方がほとんどのダンスレッスンなので、楽しみながら体型維持をすることができます。」
このようなメッセージにチラシを変えてポスティングを行いました。
すると、配布してからすぐに、問い合わせとお申し込みの電話が殺到したのです。
それはまさに、ターゲットを専業主婦に絞ったことで、「あ!私のことだ!」と感じる人が多くなった、ということなのですね。
ただただ、ダンスレッスンあります!では、ダンスが好きな人であったとしても、面白みもないですし、ありきたりなので、スルーされてしまいます。
しかし、メッセージの中に、ターゲットのあるあるが入っているだけで、「これは私のことを言っているんだわ」と、相手に思ってもらうことができます。
数ある広告や情報の中から、あなたに関係のあることなんですよ。と、伝える必要があるのです。
私目線?あなた目線?
2つめのポイントは、《私目線 or あなた目線》です。
どういう意味か?今からお話ししますね。
これは、チラシや広告文を書く際に、基本中の基本なのですが、誰を中心に文章を書くのか?によって、伝わり方がまったく違ってくるということです。
例えば、私目線とは・・・
- 私は〜です。
- この商品は〜で、優れものです。
- 弊社は〜で、売上アップに貢献します。
あなた目線とは・・・
- あなたは〜で悩んでいませんか?
- 〜で困っているあなたへ。
- あなたがこれを買えば〜が得られます。
私目線は、私は〜です。というふうに、自分はこうである!というもの。自己紹介や、その商品の特徴を述べる場合に使います。
また、あなた目線というのは、読み手が主語になるように、相手目線で書かれたもの。その商品の特徴ではなく、商品を買うことで相手が得られる結果を伝えるのが、この「あなた目線」です。
この二つの書き方。もう少しサンプルをみて考えてみましょう。
・弊社のスポーツジムでは、エアロビックダンスやピラティスやヨガが、8月中の1ヶ月間、無料で受講することができます!(私目線)
・この夏、どうしても痩せたい!と思っているあなたへ。たった1ヶ月で5キロを落とすための集中レッスン受け放題で、理想のボディに一歩近づくことができます!しかも料金は無料。(あなた目線)
どうでしょうか。目線をかえるだけで、こうも伝え方が変わってくるのです。これをみたら、何が伝わりやすいのか、一目瞭然ですよね。
主語をかえるだけでガラッとかわる
これは、自分自身を主語にするか、相手を主語にするかによって、伝え方がガラッとかわるものなのです。
あくまでも、自分主導ではなく、相手主導で文章を書いているかどうか?で、心に響くかそうでないかが決定するのです。
相手の立場になって、話をしたり、文章を書いたりすることは、本当に大切な事で。ただただ自己満の文章になってしまいがちです。
なぜこんなに性能の良い商品なのに売れないのかな?と思っているあなた。
もう一度、ご自身のサイトを確認してみてください。あなたの文章が、もしも私目線であるならば、ぜひともあなた目線(顧客目線)で書き換える事をおすすめします。
多くの経営者は、特徴を書くの(話すの)は大得意!しかし、私にとって、なんの得があるの?というとこまで、文章や言葉で伝えられる方は多くはないでしょう。
だとしたら、もしあなたの会社で、商品の特徴ではなく、顧客が得られるメリットまで伝えられたのなら、ぶっちゃけ一人勝ちですよね。
お客さんが欲しいのは結果です。あなたの商品を買って、どんな結果がおこるのか?を、お客さんの目線で書く。たったそれだけなのです。
人は、毎日多くの文章や広告にさらされています。
そのほとんどが、「私のものではないな・・・」そう思われて、スルーされているのが多いのです。しかもそれは、あなたの商品を買いそうな見込み客であったとしても、です。
そう考えると、たったこれだけで顧客を逃しているなんて、もったいない気がしませんか?
なので、今後あなたが伝える場合は、ぜひともお客さんの目線で商品を紹介してみてください。そうすればきっと、あなたの商品に興味のある人を集めて、その興味のある人たちに響くメッセージができると思いますよ。
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