From:宮城哲郎
先日、僕の経営する「サンビスカス沖縄」のスタッフミーティングに参加した。
実際、サンビスカス沖縄での僕の仕事というのは、主に「戦略」と「決断」。この二つしかない。笑
当然、日々のマーケティング活動はスタッフに一任しているし、実際に月に2回のミーティングだけで、僕は現状を把握している。
毎回、前年比と比べ売り上げはどうなのか。入会率や退会率に変化はないか。
そういったことをチェックするだけにしている。
実際に現場のスタッフだけでのミーティングは毎週実施していて、そこにあえて僕は参加しない。
そのほうが、現場のスタッフの声を拾うことができるし、顧客の顔が見えているもからこそできる議論があるからだ。
あとは、その出た結果に対して、僕が「決断」する。
そんな中、マーケティングリーダーのスタッフから、こんな話があった。
「実は去年やった無料イベントで、ボールをオファーにした企画があったのですが。その時20人中、一人も入会しなかったんです。でも、半年後に、そのイベント参加者から連絡があり、兄弟3人で入りたいという連絡がきて。ずっと入りたいと思っていたんだけど、その時はまだ小さくて入れなかったらしいんです。なので、こういった活動って、続けていれば印象が付けられるんじゃないかって思うんです」
「そういえば、今入会している子も、そのイベント参加者の紹介で入会した子が何名かいますよ。その子は部活に入ってて入会してないんですけど、紹介という形で他の子が入会しているケースもありますね」
そういった内容だった。
僕はすぐに、今年も同じようなイベントを企画するよう話をした。
集客の効果
実際、あなたも経験があるのではないだろうか?
直接イベント直後には入会がなかったものの、兄弟を紹介してくれたり、友達を連れてきたりといったことで「違った形の集客効果」がでてくる事を。
実はサンビスカス沖縄で力を入れている事の一つに、「地域貢献活動」がある。
これは、無料で地域にスポーツ教室を開催し、イベント終了後にスクールのクーポンを配布するという単純な活動なのだが。
実は入会してくる子の多くが
「あの時のイベントで楽しかったから入会したんですよ」と話す保護者が非常に多いのだ。
特に、子供向けのスクールを中心としているサンビスカスでは、イベント開催時に「入会したい!」と思っている子と出会うことは少ない。
しかし、時が流れて、子供自身がスポーツに興味を持ち始める年齢にきた時に
「そういえば、サンビスカスっていうクラブがあったな」
というふうに印象付けることができているため、スポーツを始めようとしたときに、うちの名前をパッと思い出してくれるのだ。
こういった集客の効果には時差があるということを、あなたにもぜひ覚えておいてほしい。
集客効果はいつくるかわからない
もしかしたらあなたは、1000枚ポスティングしたのに、1人しかこなかった・・・と集客活動に対して悲観的になっているかもしれない。
でも、実際にあなたの配布した1,000枚は、だれかの目に入り、だれかの脳に印象付けられている。
それは、あなたの教室の存在かもしれないし、チラシの明るいイメージかもしれない。もしかしたら、コーチの出身地かもしれない。もしかしたら、共感するメッセージかもしれない。
集客活動をすることで、今は直接的な成果につながらないかもしれないが、その活動を続けることが、効果的な集客に必ず繋がっている。
特に、顧客にはタイミングがある。そのタイミングを逃さないために、あなたの集客活動はあるのだ。
なので、たとえ効果が出なくても、あなたができる範囲内でもいいから、集客活動は続けて欲しいと思う。
きっと、後にその重要性を実感する時がくるはずだから。
それでは。
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