from 宮城哲郎
会社やチームで一体感を持つためには、会社が向かう方向性を1つに設定することが重要であることは、きっとあなたもよく理解しているはずだろう。
そんなわけなので社長であれば、会社やチームに一体感を持たせるために、「どんな目標を掲げて会社やチームをまとめるのか?」という事は大きな仕事であり、そして重要なマネジメントスキルであり、会社自体の戦略でもある。
でも多くの場合、これが頭ではわかっていても、なかなか実践することは難しい。
なぜなら、何を掲げることで会社やチームに一体感を持たせられる事ができるのかという事が分からないからだ。
そこで、今回はあなたの会社やチーム等に一体感を持たせるために、あなたが何を掲げないといけないのかということについて、シェアしていきたいと思う。
「ミッション・ビジョン・バリュー」
あなたがの組織の一体感を生み出すためには、これから話す3つの事を皆と共有することは必要不可欠になる。それは…。
「ミッション・ビジョン・バリュー」だ。
どうだろう、あなたの会社では、ミッション・ビジョン・バリューの3つを皆で共有をしているだろうか?
そして、組織のメンバーたちは全員があなたの会社のミッション・ビジョン・バリューを腹の底から理解しているだろうか?
ちなみに僕の経験上、多くの会社では、ミッション・ビジョン・バリューを掲げてはいても、それをメンバーに浸透しているという所は少ない。
ちなみにスポーツビジネス関連で言わせて頂くと、そもそものミッション・ビジョン・バリュー自体が何かを知らない人達も多い。
ま、総合型地域スポーツクラブ関連だと、ミッション・ビジョンという言葉自体は、設立時に形としては存在しているのだろうが、大抵の場合、その存在自体が無い。
ちなみに社是を掲げたり、ミッション・ビジョン・バリューを掲げてはいても、その精神がメンバーに浸透していなければ意味がない。
あなたの会社のミッション・ビジョン・バリューをメンバーが理解し、実際の現場で体現していなければいけないわけだ。(うちはこの辺りはかなりウルサイ)
ちなみに、あの有名なドラッカーは…。
「企業の最大の課題は「価値(バリュー)、使命、ビジョンを確立することだ。それ以外の機能はすべてアウトソーシングできる」
(※(P・F・ドラッカー/『ネクスト・ソサエティ』ダイヤモンド社より)
と述べている。
「いいか?ミッション・ビジョン・バリューをあなたが作ること以外は、全て外注しても良いんだぜ?」
と、言ってるわけだ。笑
ドラッカーに言われたら、ぐうの音のも出ない感じがするが、スポーツビジネスという分野で10年以上も仕事をしてきた中で思い起こしてみると、「100%そうだと言い切れないが、概ね正解だな?」と感じるものだ。
なぜなら今の時代、様々な業務、仕事が機械やAIと呼ばれる物に代用されていく流れの中で…。
その会社自体の存在意義とか、市場に対してどんな価値を提供していくのかという事を明確にするということは、「自分達だけにしか出来ない事」だと感じるからだ。
逆を言えば、こうした自分達の存在意義や価値を明確に示すということは、他の誰もできないことだし、それをやらないで何をするの?という感じだからね。
ちなみにこれは、何も法人だけでなく、個人で活動している人もそう。
これだけ世の中に、似たような商品、サービスが溢れる中で、お客さんが「なぜあなたを選ぶのか?」という事を示すためには、自分のビジネスの存在意義だったり、価値を明確に示すことは避けられないからね?
そして、それを示すという事が「ミッション・ビジョン・バリュー」を決めるということになるわけで、そうでなきゃ、いつまでもそのビジネスは、顧客にとって代用可能な状態なままだというわけだ。
ちなみに、僕が代表理事を務める(一社)サンビスカス沖縄では、クラブ設立10年を超えた事を踏まえて、新たに「ミッション・ビジョン・バリュー」という物を定義するようなレポートを作成した。
(近日中に、自社HPでサステナビリティレポートということで掲載準備中)
ちょうど、クラブの企業戦略の中に「サステナビリティ(持続可能性)」という概念を柱として持っていく方向だったので、これまでとは違った定義を作り直す必要があったからね?
(以下、表紙 )
ま、ということで前置きが長くなったのだが、あなたのビジネスのミッション・ビジョン・バリューを決めるというのはそれぐらい重要なことだというわけだ。
そこで、次に具体的に「ミッション・ビジョン・バリュー」の定義が何かをシェアしたいと思うので、ぜひ参考にして欲しいと思う。
ミッション(使命)
これは、会社の存在意義の事を意味する。
- 自分たちの企業の目的は何なのか?
- 何を達成したいのか?
それらを示すのがミッションで、会社が掲げているミッションが実行できていなければ、会社の存在意義はないとも言えるわけだ。
ちなみにミッションは経営者だけではなく、現場の人もミッションを通して使命感を共有しておかないと、個々の判断軸までぶれてしまう。
そして、それがミスやトラブルなど様々な問題に繋がっていくから怖いところ…。
何か1つの問題が生じた際に「自社のミッションでいうと、どう言う判断を下すべきか?」なんていうか基準も、自社に明確なミッションがあるかどうかだからね。
巻き込む人が多ければ多いほど、これを明確にしておかないと社長の目の届かないところで「やらかす人」が出てくるので注意しよう。
ちなみにウチでは、特に最近の流行病の状況下の中で、様々な選択を迫られているが、その際には…
「どの判断がサンビスカスさんらしい?」と言う事を問いかけて決断を下している。(ウチではあえて擬人化したくて「さん」付けしてるww)
ビジョン(理想像)
ミッションを果たすためには、会社が中長期的に目指す目標や夢のことを明確にしないといけないよね。それを明確にする事がビジョンの役目。
自分達が将来的に「こうありたい」と考える姿である。
その将来像を実現させるためには、社員にもビジョンを共有し、それを目指して一緒に行動してもらわなければならない。
(※ちなみに、これを新たに共有したくて、上記で紹介したサステナビリティレポートを作った感じ。)
バリュー (価値観・行動基準)
これは、あなたの会社の価値観や行動基準を意味する。つもり…。
「自分の会社はこれをすることで社会に貢献するから、それに従って行動してほしい!」
と示すのがバリューだ。
「日々の行動をする際に、何を基準にして判断したらいいのか?」
それがハッキリしていないと、社員は自分の行動に迷いやいくつかの選択肢が出た時に、どう動くべきかがわからないからね?
ちなみに上記で、クラブの企業戦略の中に「サステナビリティ(持続可能性)」を組み込んだと話したのだけど…。
これは僕らサンビスカス沖縄が、企業活動をするにあたり、こうした「サステナビリティ(持続可能性)」を念頭においた活動をしていくよ?
という決意を示しているモノでもある。
自分達の価値観や行動基準を明確にする事で、それに響く人達(顧客を含む)が集まってくるだろうし、そうした人達と一緒になって社会に貢献していくのが、僕らの活動であるというコミットでもあるわけだ。
(※僕はこれを「世界観」という風にも呼んだりするけど)
あなたはどんな目標を掲げる?
さて、以上が「ミッション・ビジョン・バリュー」についての話なんだけど、どうだろうあなたのビジネスにはこれらは存在するだろうか?
そして、それは皆に共有されていて、それぞれが現場で体現されているだろうか?
上手く行ってる会社、または困難でも前進していける会社というのは、こうした「ミッション・ビジョン・バリュー」という言葉として形になっていなくても、その会社の世界観のような物が共有されているもの。
そしてこれらは、単に掲げるだけでなく浸透するまで何度も何度も伝える必要があるもので、僕自身も日々のミーティングやチャットワークなどで、、、
「うちの価値観で言うと…。」みたいな事を繰り返し伝えている。
そうする事を繰り返すことで、少しずつ組織の一体感って出て来るし、お客さんやステークホルダーと呼ばれる人達にもそれが浸透して、「サンビスカスとい言えば…あのイメージよね?」という感覚を共有してもらえるようになる。(不思議だけど)
こうした「ミッション・ビジョン・バリュー」というのは、すぐに決まるものでは無いし、時代に応じてアップデートしていく必要もある物なのだけど、
それでも有ると凄く効果を実感するものでもあるので、ぜひ一度真剣に考えてみてはいかがだろう?
健闘を祈る!
てつろう
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