from 宮城哲郎
このスポビジ大学のブログを読んでいる方の多くは、スポーツ商品・サービスを提供している経営者か、近く、そうしたビジネスをされたい人だろう。
たまに、そうした方達を支えるコンサルタントのようなポジションで働きたい人もご覧になっているのだが…。(その場合は→ スポーツビジネスに特化したコンサルタントになる方法)
さて、スポーツという自分の好きなことを仕事にしているとはいえ。僕らも人間だ。当然、調子が悪い時だってあるだろう。
- なんか、疲れていたり…
- 人間関係で悩んでいたり…。
- アイディアがわかなかったり…。
まぁ、色々とあるだろう。
実は、何を隠そう僕自身。
ちょうど、最近、そうした現象が起きていたばかりで、とくに、何かストレスがあるわけでもなく別に、体調を崩しているわけでもないのに…。
何をやっても「ぼーっとしている」そんな状態だった。
そして、そんな時に、僕らのようなタイプは…。
「このままではいかん。何か一つでも前に進まなきゃ」
そう感じてしまうのだが…。
実は、それって逆効果だということに気が付いたので今日あなたにシェアしたい。
パレートの法則
さて、実はこの話、何もメンタル的な話だけではない。むしろ、よくよく考えたら、至極当然なのことなのだが、その理由を今回、あなたにお伝えする。
それは、、、
「自分の結果のほとんどは、自分のちょっとした行動だけで出している」
という法則が存在しているからだ。
あなたはパレートの法則というのは、知っているだろうか?
「80:20の法則」という風に言われてもいるが、これを仕事で例えるとなると…。
『仕事の成果の8割は費やした時間全体のうち2割の時間で生み出している。』
という事になるというわけだ。
要するに、僕らの中でたとえ『100%全力で頑張っていた』としても…。
実の所、成果のほとんどは…。
「20%の努力だけであげている」という事になるわけで…。
だからこそ僕らは日頃から常に…。
「100パーセント全力で仕事に取り組む!」
ということではなく…。
何が、自分にとって20パーセントの仕事にあたるのか?
それを常に意識して行動する事が大切になってくるというわけだ。
逆を言えば、あなたにとっての『それ』がわかりさえすれば、たとえ自分の調子が悪かったとしても、そんな日ぐらいは…。
最近、調子悪いので全部を100パーセント頑張るのでではなく、20パーセントにあたる業務の完遂に集中しよう!
そう思って行動できるので、メンタル的にも安心できるし、結果、パフォーマンスも上がるというわけだ。
ちなみにスポーツサービス商品を販売している業界にとって、その20パーセントにあたるのは何かと言われれば、これも業種やステージによって違うと言わざる得ないのだが…。
ポイントとしては、あなたの調子がどうこう関係なくとも、あなたがちょっと動くだけで「会社の成果に繋がる仕事」をまずは探す事が、重要なポイントになるのは間違いないと思う。
ちなみに僕の場合だが、会社の規模や働き方の変化によってだいぶ変わってきているのだが、今回、ザックリなんだけどこれまでの10年の変化を並べておくので、ぜひ、参考にして欲しいと思う・
以下、僕の時系列を紹介しておくので参考にどうぞ。
- 1〜2年目:自分が最前線で現場でサービスを提供する事。
- 3年目:自分のノウハウをマニュアル化(仕組み化して他のスタッフでも出来るようにする事。
- 4年目:自分が裏方に回ってマーケティングに集中する事。
- 5〜6年目:組織でマーケティングが出来るように仕組み化する事。
- 7〜8年目:自分の代わりのマネージャーを育てて、仕事を譲渡していく事。
- 9〜10年目:意思決定業務
- 11〜現在:新規事業開拓、トップセールス。
こうやってみると大体、僕の経営する全ての会社がそうなんだけど…。
- 最初の1、2年は自分がガンガン動く。
- その後、その経験をマニュアル化していく中で引き継ぎがうまくいくと同時に、裏側に周り売上に関する仕組みを作り始める。
- ビジネスの仕組みを全体で動かせるようにした上で、僕の代わりの指揮下を探す。
- 指揮官に全体の管理は任せた上で、業務の重要な部分の意思決定に集中して、決済のスピード感をあげる中で、「あ、うちの会社ってこんな感じで進みたいんだな?」ということを、皆が共有できるようにする。
- 既存の事業が好調の時に、その代替案になるような新規事業、そして大きなお金を取りに行くようなトップセールスを行う。
という感じの流れを踏んでいて、そこが自分にとって20%にあたる業務としてやっていたかなと思う。
ちなみに現在の僕は…。
このサイクルが1周している状態なので、僕自身もかなり精力的に動いているという状態だ。(起業当初と同じぐらい働いている気がする。笑)
ま、こうした事が出来るのも子供達が自分たちで何でも出来るようになって、子育てに関する事への負担がだいぶ軽くなったのはあるかも知れないのだが…。
自分のライフスタイルの変化に応じて、色々と働き方を柔軟に変えるという視点も加味した上で、20%にあたる仕事を探すということをされて良いと思う。
なんか、締まりのない終わり方だったんだけど、これまでの僕の経験をシェアできた記事なんじゃないかな?笑
ということで、またお会いしましょう!