スポーツマネジメントを学ぶべきか?

スポーツマネジメント

from 宮城哲郎

 

先日、ブログの読者と語る人から、

以下の様な相談があった。

↓ ↓

「宮城さん初めまして。私は、◯◯(※競技名)を活用した事例を通して、

 ビジネスを立ち上げたいと思っていますが、そこで私なりに色々と調べていくうちに、

 スポーツマネジメントを勉強することが重要だと考えにいたり、

 『スポーツマネジメントとは』と検索したら宮城さんの記事が出て来ました。

 やはりビジネスを立ち上げるうちはスポーツマネジメントを学ぶことが重要なのでしょうか?」

という相談だ。

 

実は、スポーツビジネスに携わりたいと思った人達が、

自分のビジネスを成功させたいと願う際に必ず通る考えることは、

「スポーツマネジメントを学ぶべき」だと思っているのだが、

残念ながら実はそれって勘違い。

 

確かに、スポーツマネジメントを学ぶ事は悪くはないし、

やらないよりもやった方が良い。

 

だが、事業を軌道にのせるというステージにおいて、

このようなマネジメントばかりを学んでいるといつしか廃業になる。

 

今回は、その理由をあなたにもシェアしたいと思う。

 

そもそもマネジメントとは?

簡単にお伝えすると、ビジネスにおける様々なリソース(経営資源)を用いて、

それを管理し経営上の効果を最適にする事を指している。

 

要するに…「あなたが今持っているモノすべてを活用して、経営を最適化させよう!」

ということだね。※かなりざっくり話しているよ?

 

そして、このマネジメントについての概念は、

様々な学者や研究者達が発表しているが、

 

スポーツマネジメントが誕生した経緯というのは、

スポーツの近代化にともないプロスポーツリーグの誕生を期に、

アメリカなどで広まった考えかたである。

 

スポーツの興業をビジネスとしてとらえ、

「資金を集めて大会を企画し、広報宣伝して観客動員し、利潤を出して成功に導く」

というプロセスを通して継続的にビジネスを行うことを目的に生まれた概念なんだ。

 

ここでも書いてある通り、確かにそう考えると、

スポーツビジネスという分野において「スポーツマネジメント」を、

学ぶべきかどうか?と言えば、学んだ方が良い分野である事は間違いない。

 

だけど、実はそこに大きな落とし穴がある。

 

あなたのステージがマネジメントを必要としているか?

確かに、マネジメントは学ばないよりも学んだ方が良いし、

学ぶ事であなたの経営者としての知識は豊富になるだろう。

 

ただ、もしもあなたが今回の相談者さんと同じ様な状況であるのであれば、

キツイ言い方をすれば「そんな事する暇はない!」とお伝えするしか無い。

 

なぜなら、ビジネスにおいてマネジメントなどから学ぶ様な、

経営者としてのスキルや知識よりも大切な事があるからだ。

 

そう、それは「顧客」だ。

 

大切なのことは「販売」

顧客とは、あなたの商品を実際に購入してくれた人の事を指す。

ということは、顧客を集める為にあなたがやらなくてはいけないのは、

経営のことをとやかく考える前に、まずはあなたの持っている商品やサービスを

「実際に販売してみる!」という行動だ。

 

商品を販売しないと、顧客は増えない。

顧客が増えないと売上は上がらない。

売上があがらないと事業は成り立たない。

 

事業が成り立たないのに経営全体の事を学ぶ時間なんてあるだろうか?

きっと、そんなことやってる場合ではないよね?

 

もう少しだけ実情を語ると、

仮に優れたマネージャーがそのような立場にたったら、

やる事はきっと1つ。

 

「さて、とりあえず商品をリリースだ!」

そういって、商品を今直ぐにでも売りに歩くだろう。

 

なぜなら、そうやって顧客を獲得し、利益を確保しないと。

最適な経営をするための資源が圧倒的に不足する事を、

知っているからだ。

 

それなのに、なぜか多くの人は「販売」という言葉に対して、

ネガティブなイメージを持っており、

セールスマンという職業を軽視している傾向がある。

 

MBAのようなものところでもその傾向は同じで、

セールスにおいての分野を学ぶ割合は他の科目よりも圧倒的に少ないし。

 

僕は、実際にある団体のアシスタントマネージャーの資格を取得する為の、

講師として教壇に立った事があるが、

 

その時に渡された教材の中では、抽象的な経営用語は多く延べられているが、

肝心の「いかにして商品を売るか?」という部分はどこにも書いていなかった。

 

多くの学者や研究者は認めないだろうが、

残念ながらそれが現実だ。

 

だからこそチャンスと思わない?

さて、そんな状況のわけだから、

多くのスポーツビジネスに携わっている人達に圧倒的に不足している能力は、

この「販売(セールス)」の力だ。

 

加えて、スポーツの様な『無形』のサービスが多い業界だと、

さらに販売を成功させる事は難しくなるので。

 

結果的に、多くの人達が事業を軌道に乗せられずに、

諦めてしまう。

 

でも、このスポビジ大学を読んでいるあなたは違う。

 

このようなスポーツを「売る力」を身につける為に、

様々な角度から事例やノウハウを学んでいるはずだし。

 

より、相手に販売しやすくする為に必要な、

「マーケティング」という概念をすでに学び始めているからだ。

 

多くの競合やライバル達がそれに気付かずに他の事をやっている間に、

あなたはどんどん顧客を獲得すれば良いのだ。

 

そうすれば、そのうち実績として市場に評価され、

何もしなくても向こうからあなたの元を訪れるようになる。

 

そうしてビジネス規模が大きくなった後に、

マネジメントを学んでからも遅くはないと思うよ?

 

今すぐ販売してみよう!

ということで、さっそく、今日から何か1つでも良いので、

あなたのサービスを販売してみよう。

 

売れなくたって良いんだ。

その時は、なぜ売れなかったのか?を考えれば良い。

 

あなたが、あなた自身のビジネスを販売できないで、

成功なんかするわけないからね。

 

なにより、あなた自身が良いと思っている商品であり、

それが顧客の為にもなると思っているのであれば、

それを世に出さない事の方が罪だ。

 

それぐらいの確固たる信念があるわけだから、

ビジネスを起こそうと考えたわけだし。

 

我々、起業家はそうして、多くの壁を壊していくんだからね。

 

それでは健闘を祈る!

 


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