from 宮城哲郎
スポーツ起業を成功させたいと思った際に、まずここだけは抑えて欲しいポイントが存在する。
それは、起業時はどのような条件を踏まえたビジネスを作るか？ということだ。
もちろん、ビジネスなので１００％うまくいくビジネスは存在しないかもしれない。だが、それでもこれからはお話しするポイントを意識すれば、高い確率で成功する事が出来るだろう。
何より、特にスポーツという分野のビジネスで起業しようとする人達が、このポイントとは真逆の行為をしてしまうことで起業を失敗に自ら陥っている。
この記事を読んでいるあなたには、ぜひ同じ様な道を歩まない様にして欲しいと思う。
スポーツ起業を成功させる四原則
１初期費用が少なくて済むモデル
スポーツという分野の中でも特に人気があるのが、パーソナルトレーナーやインストラクターなどのようなスタジオ型（店舗型）のビジネスモデルだ。
だが、同時にこのモデルを志す人達の多くが、起業しても軌道にのせる事も叶わずその夢を諦めてしまっている。その理由は高すぎる初期費用によるものだ。（※資金がショートする）
誤解の無い様にお伝えするが、決してこのビジネスモデルを「否定」しているわけではない。
だが、安定した収益を得る前にマイナスを出す様な事に投資をする事は「リスク」だという意味である。
当然、安定した収益を得る為に必要なのは、設備ではなく「顧客」だ。
あなたの提供しようとしている商品やサービスを安定的に購入してくれる顧客がいて初めて、これらにはお金をかけると良いだろう。
それまではレンタルスペースを借りたり、訪問型にしたり、ネットを活用したりと、コストがかからないような「売り方」をするのがベターだ。
２利益率が高いこと
これは、スポーツビジネスの場合すごく相性の良い条件だと思う。
基本的にあなた個人がサービスである為に原価はゼロだ。
頂いた報酬のほとんどは、あなたの収益になるようなビジネスモデル…例えば。
あなたの持つ知識やスキル、そして経験をそのまま「伝える」ようなサービスから手がける事が良いだろう。
３リピート性のあるビジネスモデル
「一度購入してもらったら終わり」そんな条件のビジネスを作るのは極力避けよう。例えば、レッスン等を提供するインストラクターなどの場合でも。
「月会費制」で提供している人、「１回のレッスン料」という形で提供している人とでは、明らかに前者の方が成功する確率は高い。
１回のレッスン料の人達が月会費制に移行出来ないのは、レッスンその物を売っているからだ。お客さんにとっては…
あなたに月額決まった金額を払う事で、お客さんが欲しい結果が得られるのであれば、むしろその方が、毎月決まった金額を支払えば良いので財布の計算も出来るのでありがたい。
そう思っている人が多いのもこれを機会に頭にいれておくと良いだろう。
リピート性が高いビジネスは安定的なキャッシュの流れを作ってくれる。１ヶ月間死ぬほど頑張って、また翌月からゼロからお客さんを集めるというような状態は凄くシンドイので。
「いかにして、リピートしてもらうような売り方にするか？」ぜひ、頭にいれておいて欲しいと思う。
４公共性のある事業
単にスポーツサービスを提供するのではなく、地域の問題や課題といった物に対しての「解決策」になり得る様な活動をあなたが開始する事は出来ないだろうか？
スポーツという分野が持つ可能性は大きい。教育はもちろんの事、地域コミュニティ、健康、福祉、社会進出、様々な分野での問題に対してスポーツという手段は効果を発揮する。
そういった視点を持つ事で、あなたは単に目の前の顧客との価値交換にとどまらず、地域の問題解決業として行政サービスの委託、または代行する事も出来るだろう。
これはスポーツという手段によるメリットに他ならない。ぜひ、多くの問題に対してあなたのこれまでの経験を活用していこう。
まとめ
このようにスポーツ起業を成功させる為の四原則をまとめると
１初期費用が安いビジネスモデル
２利益率が高いこと
３リピート性があること
４公共性があること
この４つの原則を全て満たす形で、スポーツ起業への第一歩を歩いて欲しいと思う。
僕の場合も最初にやった事は、ボールを５個を持ち歩いて、様々な施設を訪問したり、施設で教室をやったり、学校の放課後の居場所づくりに出向いたりと言うことから始めた。
活動をこなす事で、様々な人達との出会いがある。そして、その出会いの中で、様々な問題を目の当たりにする。結果的に、あなたがやるべき事も見えて来るだろう。
ぜひ、頑張って欲しい！
【注意 これを読む前にスポーツ起業してはいけません】
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