From:古田 優
みなさんこんにちは。
私ごとですが、HADOというARを使用したスポーツの練習を再開し始めました。
もちろんマスクをしたり、除菌したり対策を取りながらです。ちなみにチュックボールも今月末から再開する予定です。
みなさんも、少しずつできること・再開することが出てきているかもしれませんね。
そんな中、私はスポーツとは別の活動も動き始めているのですが、そこで学んだことがスポーツ業界にも使えるのでは?と思ったので、今回はその内容をお伝えしたいと思います。
ストーリーを描くことの重要性
突然ですがあなたは好きな映画・ドラマ・漫画・小説などはありますか?
- 何度も観てしまうもの。
- 友人に勧めたいもの。
- 子どもの頃から好きなもの。
そんなものが1つでも存在していませんか?
なぜそんなに“その”映画、“あの”漫画に惹かれてしまうのか。
それはそこに『物語=ストーリー』があるからなんです。
人は、ストーリーがあることでその作品や内容が人の記録に残りやすいと言われています。
これはスタンフォード大学のマーケティングおよび心理学専門の教授の研究で「ストーリーがあることで、事実や数値の羅列よりも最大で22倍記憶に残りやすい」と明らかになっているようです。
さらには、より深い共感を得られたり、物事の理解をスムーズにするということにも繋がるのだとか。
と、いうことはですよ?
これをもし、あなたのスポーツで展開できたらどうなると思いますか?
考えてみてください。
あなたがなぜそのスポーツに惹かれているのか。
なぜ多くの人に広めたいのか。
あなた自身がそのスポーツのストーリーや、そのスポーツに出逢い、関わってきたストーリーがあったからではないですか?
あなたがどんなにそのスポーツの良さや面白さを伝えても、興味持ってくれる人が少ないのは「ストーリー」がないからなんです。
「このスポーツは面白いよ」
「こんなことができるよ」
なんて言っても人は寄ってきません。
だってそもそもそのスポーツに興味がない人ですから、惹かれる要素(ストーリー)がないと共感もしませんし、やってみようとも思いません。

あなたのスポーツに興味関心を持ってくれるためには、まず『ストーリー』を考えることが、大切になるのです。
ストーリーの構造
しかし、「ストーリーが大事だ!」と言われても、具体的にどうストーリーを見せていけばいいのかってわからないですよね。
実はストーリーには基本的な構造があります。
始め→中間→終わりという流れがあり、中間が長く終わりにかけて盛り上がっていくという感じです。
さらに細かくしてみると、実は7つのポイントが存在するのです。
- 状況説明
- 事件・問題の発生
- 盛り上げ
- 危機
- クライマックス
- 落とし込み(オチ)
- エンディング
例えばSF映画をイメージしてみると分かり易いです。
- ごく平凡な生活を送っている少年がいます。(状況説明)
- すると突然、謎の力が出現します。(事件・問題の発生)
- その力を知るために旅に出たり、特訓を重ねみるみる強くなっていきます。(盛り上げ)
- そしてそんな時、地球を滅ぼそうとする最凶の敵が現れました。 (危機)
- 少年は自分の力を使い敵と戦います。(クライマックス)
- 見事、敵を倒し地球は守られました。(落とし込み)
- これからも少年は地球を守っていきます。(エンディング)
こんな感じでしょうか。
このポイントに沿って、あなた自身のストーリーやあなたのスポーツのストーリーを描いていくと出来上がることでしょう。
そしてこのストーリー設計は、本当の物語だけに留まるものではありません。
このように考えることもできます。
「ターゲットは誰か?誰のための商品か?」(状況説明)
「顧客の悩みは何か?」という問題を明らかにする(問題の発生)
そして「その悩みを解決するためこれまで何をしてきたか」(盛り上げ)
このままその問題を「放っておくとどうなるのか?」(危機)
その商品はどうやって「顧客の悩みを解決するのか?」(落とし込み)
そして最後にそれを購入したお客さんには「どんな未来が待っているのか。」(エンディング)
そう、この構造はマーケティングと一緒なんです。
もし、あなた自身や会社・スポーツの良さなど伝えたいものがあるのであれば、
『物語=ストーリー』を設計することを忘れないでいただきたい。
そして、今あなたが1番伝えたいもののストーリーを、7つのポイントに当てはめて書いてみてください。
その書き出したストーリーがあなたのスポーツ・あなたの商品の魅力になりますから。