拡張性のある仕事と拡張性のない仕事

スポーツマーケティング

From:宮城奈津子

 

スポビジ大学のブログ執筆者のミーティングで、弊社代表の宮城に

「奈津子さん最近コピーのネタ書かないで自己啓発に走ってる」

と言われ、迷走中だと気がついた私です。今もたくさん迷っています。今日もそんな記事です。でもいつか必ずゴールします。(いつだよ)

 

 

さて、世の中には、拡張性のある仕事と、拡張性のない仕事があると言われています。

 

拡張性のない仕事とは、自分の労働時間の対価として支払われるもの。つまり、キャパが決まっているお仕事ですね。キャパが決まっているということは収入の上限が決まっているものです。

 

ただ、拡張性のない仕事の中にも、2種類あって、ひとつは専門性を持っている人と、専門性を持たない人。

つまり、キャパは決まっているけど、専門性がある人は、比較的高収入なんです。例えば、弁護士さんとか、お医者さんがそうですね。

 

確かに医者も弁護士も、自分の時間を切り売りして働いている拡張性のない仕事です。しかし、その専門性が高いゆえに、高収入になっているわけですね。

 

ただ、その専門性も業界によっては薄くなってきています。

例えば整骨院。柔道整復師なんかは国家資格ですよね?しかし、それを専門性として売っている人(競合)が多いために、専門性を持っていたとしても「思うように稼げていない」場合があります。

 

保育士がその証拠とも言えます。保育士というのも国家資格ですが、保育士の数はめちゃくちゃ多い。でも保育士にならないのはなぜか??

 

それは、保育士という専門性に対する「対価」が低いからです。

 

私は個人的にここはどうしても解決して欲しい部分で、保育士さんというのは、命を預かる重要な仕事です。特に、小さい子供たちは、動き回る上に、言うことを聞けません。

 

子育てを経験された方なら納得だと思いますが、自分の子以外の子をたくさん、しかも毎日見守る労力は、今の制度のままだと十分な対価を払えているとは到底思えないわけです。

 

おっと、話が脱線しました!戻りますね。

 

つまり、拡張性のない仕事をするのなら、医者や弁護士のような「専門性の価値が高い」職種でないと、十分な収入が得られなくなっているわけです。

 

まぁ、一番危険なのは、拡張性のない仕事で、専門性がない仕事ですよね。誰でも代わりがいるという仕事は、やはりその分の対価しか払われないわけです。

 

 

では逆に「拡張性のある」仕事とはどんなことでしょう。それは、キャパの上限がない仕事になります。つまり、実力があればそのぶん収入も上がる仕事ですね。

 

例えば作家さん。ひとつベストセラーを出せれば、その印税が入ってきます。この作品ひとつを生み出すのに時間はかかっても、この本が売れれば売れるほど収入もアップします。アーティストも同じで、一度名曲を出せば、その曲が稼いでくれる。

 

映画やアニメもそうです。いい作品を生み出すことができたら、キャパの上限なく、売上は上がっていきます。

 

なぜなら、作家さんや映画やアニメは、一度作ってしまえばあとは勝手に売ってくれる「販売装置」になるからです。

自分の労働時間と比例して、売上が伸びるわけではありませんよね?こういったことを、「拡張性のある」仕事といいます。

 

こういった拡張性のある仕事をする人が、自分の労働対価を払うことなく、収入を上げることができやすいと言われているんですね。

 

スポーツ教室は?

 

さて、このスポビジ大学のブログを読んでいる方は、地方のスポーツクラブ経営者が比較的多いかと思います。

 

スポーツ教室の指導者はどうでしょう?

実はスポーツ教室はどのポジションにいるか?で拡張性のある仕事か、そうでないかが決まります。

 

例えばあなたがコーチや指導員だったら?それは拡張性のない仕事になります。なぜならば、あなたの時間は1日24時間と決められています。1回の教室で見れる子供たちの数も決まっているでしょう。

 

だとしたら、あなたの働く上限(キャパ)が決まってしまいます。これだと、早い段階であなたの欲しい収入にたどり着けません。

 

しかし、一方でスポーツ教室の経営者だとしたら?

これは(指導者と比べて)拡張性のある仕事になります。なぜなら、自分の時間を切り売りしていないにも関わらず、収入があげられるからです。

 

例えばスタッフを1人雇えば、1000万売上が上がる仕組みを作っていれば、あとはどれだけ良い人材を確保できるかになってきます。

良い人材が入ってくるような仕組みまで作ることができれば、もう1人、もう1人と人を増やすことで売上をアップさせることができます。

 

拡張性のある仕事をするためには?

 

では、今指導者をしているあなたは、一生拡張性のない仕事をすべきでしょうか?もちろん、答えはNOです。

 

各界の経済学者が口々に話していますが、これから日本はさらに不況になってくるようです。その原因は人口減少と高齢社会です。

あの恐ろしいスタグフレーションが起こるであろう日本では、今のままでは到底今と同じ収益を得ることは年々難しくなるでしょう。

 

だとしたら、あなたがすべきことは、拡張性ない仕事をしながらも、拡張性のある仕事にシフトすることです。

 

しかし、拡張性ある仕事は先ほどいった通り、ベストセラー作家になったり、映画やアニメを作るわけではありません。(もちろん挑戦できる人はチャレンジしてほしいけど)

 

拡張性のある仕事に、多様性を組み合わせると、あなたのスキルが際立ち、専門性を高めることができます。

 

 

拡張性のある仕事×多様性を狙え

 

例えば、あなたは得意なことはありますか?なんでもいいです。例えばイラストが得意だとか、歌がうまいとか、英語が話せるだとか、コーヒーに詳しいだとか。

 

そのスキルをブログで書いたり、youtubeでアップして、コンテンツとして発信していくと、拡張性を上げることができます。だって、一度書いたらあとは「収益装置」となりますからね。

 

しかも、それが多様性を持っていると、さらに強くなります。

 

例えば「歌がうまい歌手」はyoutubeでは当然のようにありますが、「歌がうまい漫画家」はニッチですよね。

私の場合だと「なんでもできるクリエイター」よりも、「クリエイターの仕事が大抵できるおばさん」のほうがインパクトがあるわけです。(嫌だなぁw)

 

そういった拡張性のある仕事を、多様性と組み合わせるとで、あなたらしい分野で活躍することができます。何もベストセラー作家にならなくていいんですからね。

 

あなたの多様性にレバレッジを

 

今の時代「これしかできない」では中々難しくなってくると思います。だからこそ、あらゆる分野で拡張性のある仕事を作ることに意識を向けてみてください。

 

自分の労働時間の対価で得られる仕事だけでなく、自分が寝ている間にもお金を稼いでくれる「収入装置」はつくれないか?を考えてください。

 

投資でも良いです。ビジネスでも良いです。遊びだっていいです。

 

あなたにも拡張性のある分野はきっとあります。ぜひこの機会に探してみて、実際にスタートしてみてください。

 

応援しています!

 

 

それでは今日はこのへんで!

 

 

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