from 宮城哲郎
6月はうちの会社の決算があるので、どちらかというと活動的には「内側」の仕事が多い。※ちなみに（一社）サンビスカス沖縄は12月。
実際にどんなことをやるのかというと、税理士さんと一緒に会計についてのすり合わせや、次の１年間、何を達成すべきか？という様な戦略的な事を見直す。
この6月である程度、「次の１年間は、〇〇を形にする」その様な事を決定し、それを年に4回、３ヶ月に一度のペースで進むべき方向にきちんと向かっているのか？を見直している。
今年は、特に「スポーツコンサルタント協会」の誕生、そして弊社独自のスポーツビジネスに特化した専門マガジン「サンビリーフマガジン」の発行が、大きなテーマだったのでこれを実現できたのは嬉しい。
7月からは、早速スポーツコンサルタントの養成講座も始まるので、次の1年ではそれが更に周知され、そして多くの人達に実際に利用して頂けることを目標とした事業計画を立てているところだ。
この様に、会社の決算期は1年の集大成という感覚が僕の中に訪れる意味でも、すごく重要な月だと言えるのだが、こうして細かく会社と向き合うになったのには実が理由がある。
今回は、それをあなたにもシェアしたいと思う。
アール・ナイチンゲールの言葉
僕だけではなく、きっと多くの経営者は、自己の精神を高めるために、多くの自己啓発本を読む事だろう。
実のところ、以前は自己啓発という言葉を聞くだけで「気持ち悪い、そしてインチキくさい」なんて思っていたのだが。
日々のビジネスを進めていく中で、そして多くの人（家族、顧客、仲間、競合、その為、関係者）と関わる中で、社長としての意思決定の責任が増せば増すほど次第に、そして自然に自分の軸を保つ為に本を読む様になっていた。
その中でも、アール・ナインチンゲール（人間は自分が考えているような人間になる）、そしてナポレオン・ヒル（思考は現実化する）、デール・カーネギー（人を動かす）、スティーブン・R・コビー（7つの習慣）の書いた本は、僕の起業家人生の中でも、その時々の自分の軸を正す為に何度も読んできた本だ。
その中でも、アール・ナインチンゲール氏からの言葉が、僕の今の仕事の仕方に大きく影響を受けている気がする。
その言葉とは、
「仕事行く前に、ある分野の本を１時間読んで、それを5年続けていけば、その分野のエキスパートになる。7年続ければその分野の世界レベルになるだろう。」
という言葉だ。
これは、簡単に言うと「選択と集中」という事の意味をしているなのだが、単純に頭で理解する事と、実際に行動に写す事とでは全く次元が違ってくる。
なぜなら、人は飽きっぽいからだ。これがアイディアマンの多い経営者という人種であれば尚更だろう。
「自分ならやれる！」
そうした内側に宿るコアな部分が、この「行動を継続」するという行為を阻むのだ。
実際、僕も起業時はそうだったのだが、起業したての頃、すぐに壁にぶつかり、状況を打開しようと色々な物に手をかけた。
物事は、なんでも続ければ必ず活路を見出せるはず。
それなのに、その少しの「トンネル期」に耐えきれず、「あ、これやったらうまく行きそうだな？」そうした考えで、現実に起きている問題を放置し続けた。
結果的に色々やってみて、ある程度の成果は「出てたような気がする」のだが、結局、自分が一番欲しい結果は手に入っていなかった。
人は、現在の場所でより良い機会を作り出すことが簡単なのに、遠く離れた場所に機会を求める傾向があるのだろう。
僕も、その罠にハマっていたというわけだ。
ただ、そんな中で僕はマーケティングという分野を学ぶきっかけを得た、そしてそれを「スポーツ」という分野で発展させていこうと決意した。
これまでは、マーケティングという分野だけで、色々な業界のお手伝いをしてきた。
もちろん、それはそれで貴重な経験だったし、多くの出会いにも恵まれたのだが、それでも長い目で考えた時に、僕は「スポーツビジネス」という分野の専門家になろうと決意したわけだ。
その後、毎日の様に複数のサイトのブログにメルマガで、学んだ事をアウトプットするという作業を繰り返している。
そして、この作業が、もうすぐ5年を迎えようとしている。
アール・ナインチンゲール氏の言葉でいう「エキスパート」になっているかは分からない。
ただ、少なくともそうした一貫性のある、地味な日々が積み重なったことにより、僕はこうしてあなたにスポーツビジネスという分野の話ができる様になっている。
そういう意味では、きっとこの言葉は僕にとって貴重な物だったのだろう。
あなたも今日から始めよう
ぜひ、あなたも今日から一つでも良いので、自分の中で「設定した目標」をただ愚直に繰り返す作業をしてみてはいかがだろう？
すぐに「効果が出そう」な策なんてのは、所詮、すぐに効果は切れるもの。
そうではなく、もっと長期的に、そしてあなたに繁栄をもたらしてくれる分野に、たった１時間でも良いので投資をするのだ。
あなたの５年後の姿を想像するだけで、僕はワクワクする。
ぜひ、一緒に頑張ろうじゃないか？
それでは。
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