From:古田優
こんにちは。古田優です。
先日、SNSで「スポーツを楽しむために関わりのある選手を作るといい。思い入れが生まれ応援が熱くなる」というツイートを見かけました。
よくテレビに出ているメジャー競技や人気選手はかっこいいからとか強いから好き、憧れからファンになるみたいなことが多いかと思います。
しかし、見た目や勝敗だけでなくても人気な選手はいますし、なぜかわからないけど応援している人が多いスポーツチームもあります。
このように強くないけどなぜか人が集まる地域のクラブチームや有名ではないけどコアファンがいるスポーツ種目に共通するものは、その選手・そのチームに関わりがあるからこそだと思いまうす。
例えば、同じ出身の学校だから応援する。同じ競技をしている。1度話したことがある。スポーツへの想いが一緒。など
多くの共通点や関わっている瞬間があるという理由だけで人は親近感を持ち、応援したりファンになったりします。
では、現在人気のないスポーツやファンが多くないスポーツチームはどうしたらいいのか。
もうわかる人はいるかもしれませんね。
そういった共通点や関わるポイントを作ってあげればいいのです。
「いや、どうやって作ればいいのかわからない」
「簡単に作れたら今苦労してない」
なんて言われそうですが…
なぜ今までうまくいってないのかというと、スポーツ競技・スポーツチーム自体をPRしまくっているからなんですね。
もちろんそのスポーツの良さ、そのチームの想いなどを伝えることは大事です。
それでファンになってくれる人はもうすでに関わっていると思いますし、最初からスポーツに熱を持っている人です。
しかし、すべての人がスポーツにアンテナを張っている訳ではありません。
むしろ、スポーツのハードルは圧倒的に高いので、スポーツにアンテナを張っていない人の方が多いでしょう。
そういった人たちが“そのスポーツ”に興味を持つのってスポーツそのものではなく最終的には“人”なんです。
この選手が好きだからこのチームを応援するなんてことはたくさんありますよね。
例えば、私の場合、マイナースポーツなんて何ひとつ知らない友人が
「優くんがスポーツで頑張っているのをいつもSNSで見てるよ!そのスポーツ気になって調べちゃった。試合ある時応援しにいくね」
とメッセージをくれました。
チュックボールやHADOなんて言葉は知らないのに“私”と言う選手と関わりがあったことで、目につき応援や競技を知るきっかけになったのです。

それなりに大きなチームを作っている地域クラブでは、「この選手は実はこんな一面があります」と個にフォーカスしたものを出してみてはいかかがでしょう?
あまり大きくないスポーツチームや競技の選手は、そのスポーツばかり伝えるのではなくあなた自身をもっと出してみてはいかがでしょうか?
実は以前の記事でも「ストーリーを設計しましょう」「全てを見せて行きましょう」と言う内容を書いています。これはスポーツ種目・協会・地域スポーツクラブという組織やチームに対して述べていましたが、次のステップはこの考えを“個”に変えるだけです。
”チームを作り上げた先は個を出していきましょう。個が注目されれば自然とチームがさらに大きいもの(その競技自体や地域・スポーツ全体など)が比例して盛り上がっていきます。
あなたという存在がそのスポーツを広げる一番大事な媒体であることを忘れないでください。