【クライアントインタビュー】島袋 晴美 様

クライアントインタビュー

宮城:本日は、合同会社 WELL-BEING代表社員の島袋晴美さんにお話をお伺いさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

 

島袋:はい。よろしくお願いします。

 

宮城:何からお話しましょうか。晴美さんとは付き合いが長すぎてですね。笑

 

島袋:長すぎますね、はい。笑

 

宮城: まず晴美さんの事を知らない人がほとんどだと思いますので、どういったお仕事をされているのか、簡単な自己紹介をお願いします。

 

島袋:合同会社WELL-BEING代表の島袋晴美ともうします。今、お仕事をさせていただいている分野は、国頭村というところでの運動指導が主な活動です。国頭村の公的施設やトレーニング室を使った一般の方へのトレーニング指導ですね。

あとは、子どもたちへのキッズテニスの指導をしています。もう一つは「クニガミアソビドットコム」というサイトを作って、国頭の自然を遊ぼうというコンセプトでの仕事をさせて頂いております。

 

宮城:このWELL-BEINGのスポーツ教室とか、トレーニング指導っていうのは、すごくイメージしやすいと思うんですけど。今おっしゃった「クニガミアソビドットコム」を立ち上げて「国頭村を遊ぼうと」いうようなコンセプトで活動されているとの事についてなのですが。具体的にはどういうものを提供しているのでしょうか。

 

島袋:はい。沖縄って、亜熱帯の森が広がっていますので、年中通していつでも緑を見ることができるんです。

私自身、もともと沖縄県民ではありませんので、初めてこの「国頭の森」の中に連れてってもらったとき「ジュラシックパークだー!!」と思ったぐらい、もう緑が深くて。本土にはない緑のあり方に、まず魅力を感じまして。

そうした事をきっかけに、森の中を歩くというようなツアーを企画したのが始まりですね。私自身、ノルディックウォーキングの指導資格を持っていますので、ノルディックウォーキングを使って、心も体も健康になりましょうというようなツアーを開催したのです。

それで、現在はトレイルウォーキングと言って、舗装されていないような森の道を歩くツアーを提供させていただいています。あとは海のほうでも活動をしていて、ハワイ発祥で人気が出た「サップ」を使って、観光で来た方々に対して国頭の海もご案内するようなお仕事をさせていただいています。

 

宮城:ほんとに沖縄特有のものばかりですよね。国頭村って初めて聞いた地名という方が多いと思うのですけど、国頭村は沖縄でも特に、昔ながらの沖縄の自然が残っている地域なのですが。南国の、昔ながらの沖縄の自然を、フルに体験するというものを、アクティビティとしてご提供しているという事ですね。

では、次にお聞きしたいことがあるのですが、実際にどんな方をターゲットにされているのでしょうか?

 

島袋:そうですね。実はまだ始まったばかりで客層が様々なんですが。

やっぱり、沖縄に何度も旅行に来ていて「沖縄の森ってどうなんだろう?」って興味を持っていただいた方や、「トレイル」という名前に惹かれている方からお問い合わせをいただいたりとか。

これまでに、モニターツアーもいくつかやってみたんですけれども、やっぱりトレイルって老若男女に人気もあるので、そういった方からの問い合わせがほとんどですね。

 

あとは、ノルディックウォーキングというツールを使ってやりますので、膝や腰への負担も軽いのに、運動効果は高いという。そういったものを使ってツアーをやっています。

 

宮城:このトレイルっていうのは、山道をウォーキングするもの?どういうような感じなのですか?

 

島袋:そうですね。一度一緒に歩いていただけると、よくわかると思うのですけど。笑

国頭村森林公園っていう場所がありまして、その公園ってすごく広いんですよね。その中の、自然の道を生かしたところで、なおかつ安全管理がされているようなコースがいくつもありまして。

 

さらに、国頭村が管理している「クロスカントリーコース」というのがあって。そこも、自然の道ではなく、芝生でちゃんと管理されているところなんですけども、大自然の中を歩けるというようなところのコース等も色々あります。

 

宮城:なるほど。楽しそうですね。

 

島袋:そうですね。人工物がないっていうところ。あと、人工の音がしないっていうところが、ものすごくいいとおっしゃる方が沢山いますね。

 

宮城:確かに。僕らサンビスカス沖縄は、毎年夏のキャンプでお世話になっているじゃないですか。毎年子どもたちのキャンプは、島袋さんのほうにお願いして、施設とっていただいて。国頭村のベストスポットを案内していただいたりしているんですけど。

今年の夏もみんなで山に登ったときに、山道歩いていると、今おっしゃっていた「自然の音が聞こえる」っていう感じとか「人工の音がしない」っていうものの感覚になったのを覚えています。聞いたことない鳴き声が聞こえるんですよね。笑

あ、これ文字だけで聞くと、「え、そういう系?」って思うかもしれないですけど。笑

 

そうではなく、ほんとに「あ、なんか生き物がいる」とか、音だけで感じ取れるんです。見たことないような爬虫類とか、蝶々やら昆虫やら次々と出てきて。そして川がとても綺麗でね。小さいエビがピヨピヨピヨピヨ動いてて。

沖縄でも僕らは都会の方の住まいなので、子どもたちもそんな自然の体験にハイテンションになる子がいましたね。そして子どもたちが国頭でのキャンプを終えて自宅に帰ったあとも、その話を保護者にするそうなんです。

これがよかったとか、こんな場所にいったとか、凄く喜んで「楽しかったー」ってね。自然で見たことないものを見たっていうふうに言っていただけるので、結果的にうちのクラブのキャンプの質が高まって。毎年夏にリリースしたら、全部即日で売れるっていうぐらいの、人気イベントになっているのは、こういった自然とか、なかなか体験できないものをさせてくれるからだと思うんです。

そういう体験を、子どもだけでなく、大人も体験できるし、かつ健康にもなれるっていう。晴美さんのツアーを聞いていても、すごいいいなっていう感じはしましたね。

 

島袋:そうですね。はい。エコツーリズムという名前が、ずっともてはやされていたのですが。今はヘルスツーリズムに変化してきていて。より健康になるためのツアーを、沖縄県は提供していきましょうというような流れが、ここ数年前からきているんですよね。

たとえば観光地として人気の恩納村で、海遊びだけではなく、さらにもう一歩踏み込んで、沖縄の森の中に入って、さらに健康になりましょうというような流れで、観光と健康をドッキングさせる感じです。昔、森林浴っていう言葉があったと思うんですけど、そういったところが、森林セラピーという形になって、心身もより健康の方向へ向けていこうというようなツアーもあります。

 

宮城:なんか晴美さんの話を聞いていると、地方のハンデみたいなことが挙げられる中で、上手く地方が持っている特色をプラスして、掛け算のように組み立てていますよね。たとえばスポーツと健康、癒しと観光とかっていうのが、すべてミックスされたものを提供してる感じがしますね。

このマガジンの読者は、いろんな競技の専門家の方が、その競技を通して、ビジネスをされている方が結構多いと思うんです。なので、その専門競技と地域の特色や何かをミックスすれば、他では真似できないものに変わるというか。

 

すべては人がよりよい未来を生きるための手段だと考えたときに、こういう自然体験とか、スポーツをキッカケに、人生の中でなかなか体験できない貴重なことを得られるっていうのは、すごく大きなメリットがあるし、今後はそういったものに価値が付いてくるんだと思います。晴美さん自身も、最初からそういう発想で、地域の特色を生かそうと思って、この仕事をされたんですか。

 

島袋:いや、私沖縄に来てもう27年目なのですが。気がついたらもうどっぷりこの国頭に浸かってしまっていたので。

ある意味、地域のトレーニング指導というところだけに一生懸命になっていたら、宮城さんに「国頭凄くいいところじゃない!もっと発信しなよ!」っていうことを言われて。笑

 

宮城:懐かしいですね。笑

 

島袋:はい。そんなことを言われて。笑

 

宮城:そうですね。ありましたね。

 

島袋:ありましたね。はい。そういうアドバイスもいただきながら、国頭の土地に住んでいるのだから、これはビジネスとしてやらないともったいないなと気がついたんです。

元々私が好きなことをできるような環境でしたので、そういった自分の好きなこともお客さんに提供できるようになる事が一番ベストかなって。とくにその、以前立ち上げた総合型スポーツクラブを解散したときから、この方向性が少しずつ変わってきたのかなっていうのはありますね。

 

宮城:なるほど。まあこうやって、自分の住んでいる場所の特徴を生かして、プラス自分自身の強みである「スポーツ、運動指導」を生かした形でサービスを提供することで、新たなビジネス展開っていうのが広がったみたいな感じですね。

 

島袋:はい、まさにそんな感じです。

 

宮城:なるほど。先ほどの質問でもお話したんですけど、都市部だから上手くいくでしょとか、地方だから上手くいかないでしょみたいな概念って、ここ最近だんだんなくなってきているなって僕自身感じるんですよ。

今日もこのインタビューする前に、一緒に食事させてもらったときも、こんな時代だからこそ、疑似体験を人はしたいし都会に住んでいる人は、きっと自然体験をしたいだろうし。逆に地方に住んでいる方は、都会のきらびやかな体験がしたいかもしれないし。

実は自分たちにとって当たり前のことが、ほかの人にとっては、貴重で価値のあるものですからね。そういったものを価値として、パッケージ化したり、商品化をいかにするかっていう発想で、クニガミアソビドットコムを立ち上げたというのは、流石だなと思うんですけど。

 

島袋:もうみんなが住みたいっていうふうに思ってくれる場所だと思うので。さっき宮城さんおっしゃられた「疑似体験」っていうところ。

たぶん都市型に住んでいる方って、コンクリートで空調の効いた部屋で、自然の造形に触れられないところでお仕事をされている方に対して、動画とかで発信していけるようにっていうのが、今後の目標でもあります。どうビジュアル的にこの国頭という場所で得られる「疑似体験」を発信できるかというところですね。

宮城:そうですね。五感っていったら、ちょっとかっこつけているようでおかしいんですけど、その五感刺激するために、お金を投じるっていうことが、これからの時代は大きなテーマになってくると思うんです。余暇をどう生かすかっていうのは、たぶんね、日本国民は苦手な方も多いようなので。

そういう視点で考えたら、やっぱりスポーツビジネスって、さらに可能性感じるなっていうのが、僕はすごく、晴美さんの仕事の仕方を見て感じます。

 

島袋:いやいや、ありがとうございます。パスポートを取って海外に行くよりも、日本語が通じて、さらにその沖縄の食とか文化とかも体験できますしね。今後は沖縄の食材を使ったランチを提供しているようなところと、ツアーを一緒にやろうかって話がでていて。

 

宮城:なるほど、コラボしてるんですね。

 

島袋:そうですね。はい。歩いて、食べて、眺めて、癒されてというような。トータルで楽しんでもらえたら最高じゃないですか。

 

宮城:実際僕らもね、毎年何回もこの国頭村で、仕事という名のオフを過ごしにきていますけど、すごく綺麗なリゾートホテルもあって。いつも満喫させてもらっています。いい条件で宿泊施設にも案内してもらってね。まぁ、経営合宿という名の家族旅行になっているんですけど。笑

 

でもほんとに、そういう環境で仕事のことを考える場合と、いつもオフィスにこもってやるのとでは、全然アイディアの湧き方が違うので。やっぱり、あえて時間をとってでも、1年に1回の事業戦略とかやるべきだと思うんですよ。

 

島袋:そうですね。まだバブルのころによくあったと思うんですけど、大きな会社が研修という名目で、リゾート地に遊びに来るっていうのがよくあって。私、オクマビーチの元社員なので、よくどこどこの企業さんが、50人とか100人単位で、オクマビーチで、マスゲームみたいなのをやったりとかっていうのを見ていたんです。

逆に今の時代であれば、大きな会社だけじゃなく、そういう小さな企業さんにも来て頂きたいなと思います。やはり特別なところに来ると、アイディアがね、泉のように湧くというようなこともあると思うので。そういう特別な体験ができるように、私も準備をしている最中です。

 

宮城: アイディアっていうのは、0から1を作るっていうことではなくて、世の中にある既成概念、つまり、もうすでに存在している要素と要素を掛け合わせたものが、新しいアイディアになっていくものらしいですからね。iPhoneとかもそうじゃないですか。スマートフォンも。電話とパソコンとみたいな感じが組み合わせて、イノベーションが起こるっていうような感じですよね。

国頭なんてまさにそれで、なかなか体験しない、自分が想像できないところにわざわざ行って触れることで、今自分が持っている感性と、その土地にある感性の要素で、新たなアイディアって生まれるわけだから。

そういう意味ではすごく、県外から沖縄に移住して来たからこそ、こういう仕事の働き方が湧いてきたかもしれないですしね。そう考えると、なんか晴美さんの生き方そのものが、アイディアが生まれやすい生き方だったというか。それが実際に形になって、ビジネスとして立ち上げてるっていうのは、すごく多くの人にもヒントになるのかなあと。とくに、生き方、働き方が言われている時代ですからね。

 

島袋:まさに。だから今が最高にやりがいもありますし、自由ですよね。

 

宮城:最初僕と出会ったときは、ちょっとね、総合型クラブの代表者をされてた時期があったじゃないですか。その中で、いろんなマネジメントとか、ご苦労もあったとは思うんですけど。

そこからまた自分で新たに会社を立ち上げてからの変化があって。同じスポーツの会社なんですけど、今のほうが、何倍も晴美さんらしくなったって言ったら変ですけど。笑

 

島袋:そうですね。たしかにあの時は色々悩みましたね。ほら、大きな補助金も動かしながらやっていたっていうプレッシャーもありましたし。

とくにその、国頭村という過疎地域で、いかに助成金を取れるものかと。そのことばかり考えていましたから。パズルで例えると、そもそもピースが違うところに、与えられたピースを無理やりねじこもうとしてたところが多々ありましたので。おそらく無理がたたっていたというところもあったと思うんです。

そんな事が続いて、、、

 

 

・・・・と、インタビューの途中ですが記事はここまで!

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