From:宮城 奈津子
私がセールスコピーを学びたての頃、ある程度の実績を積みたくて「クラウドワークス」というプラットフォームを活用し、セールスライティングの仕事を受注したことがあります。
クラウドワークスとは、オンライン上でフリーランスと仕事発注者のマッチング、業務の遂行、報酬の支払いまでを一括で行うサービス等を提供している会社です。
例えばあなたが「イラスト」が得意であれば、イラストを描くという仕事を掲載し、イラストを描いて欲しい方から、仕事を受注することができます。
私の場合は、セールスコピーのスキルを実践で身につけながら、多くの企業の案件を受注するのには、このクラウドワークスが最適だと思ったんです。
なぜなら、決済システムを導入する必要もないですし、集客をする手間も省けます。自分のページに、できることとできないことを記載して、あとは受注されるのを待つだけです。
当時、そういったライティングの仕事は死ぬほどありました。笑
ただ待っているだけの案件も、1日に8〜10件ほどは来ていたと思います。(メールボックスはいつも未読ばかりでしたw)
SEOやアフィリエイトが流行っていた時期ですので「メディア作りはとにかく数だ!」と言わんばかりに、多くの企業がコンテンツの量産に走りました。
今もそういった仕事はかなり需要があると思います。
特にスキルのあるライターの需要は年々高まるばかりです。
依頼内容もシンプルで・・・
- 『スポーツ×○○』というテーマで、1記事5,000円!
- 『健康福祉』に関するテーマで、3000文字以上!
- 『メルマガのステップメール』の継続案件月額10万円〜
とかですね。
自分が得意とする仕事の案件だけを受ければいいので、仕事は選びたい放題です。報酬の低い案件は受けなければいいですから。
そんな需要が高いクラウドワークスで仕事を受注することは、一見効率が高いように思えます。
でも、私は登録から3ヶ月で、もう二度とクラウドワークスで仕事を受けることは辞めようと思いました。
それは、やってみてわかったことがあったからです。
クラウドワークスが合わなかった理由
クラウドワークスをやってみてすぐに気がついたのは
- 「これは長期的な仕事にはならない」と思ったこと
- 「セールスライターとしてのスキルアップにはならない」と思ったこと
この2です。
一つずつ説明しますね。
長期的な仕事にならない
私の中で、長期的な仕事にならないものは、基本やりたくない系おばさんです。
「今やっている仕事を、ずっと続けられるか?」
という自問自答は、かれこれ大学を卒業してからずーっと問い続けております。笑
それで、大抵無理だなぁと思うことに関する損切りはむちゃくちゃ早くて、もう二度とそこには足を踏み入れようとしません。(損切りの鬼)
私が個人的に長期的な仕事にならないと思う理由は、
- 費用対効果が合わないこと
- 自分が楽しくできないこと
この2つです。

↑当時のプロフィールw
クラウドワークスは仕事の受注は簡単です。集客いらずなので、一見楽で、費用対効果も高い気がします。
私も、クラウドワークスに登録してから3週間で9件の依頼を受注をし、合計報酬は93,449円でした。(←久しぶりにログインして確認しましたw)
ただ、写真のプロフィールを見てもらったらわかると思うのですが、私はこの3週間の9件で、クラウドワークスを終了しています。笑
当時、セールスライターとしてピヨっこの私でさえも、これだけ記事を書いて、この金額では続けられない。そう思ったんです。
(※あなたも、9件受注して9万だったら、他社のセールスするより、自社でセールスしたほうがいいって思いませんか?笑)
セールスライターのスキルアップにはならない
これは実際に案件を受けてわかったことなのですが、多くの企業がセールスライターの価値をよく分かっていないと思ったんです。
私が商品の詳細やコンセプトを聞こうとしても・・・
「いいからこのキーワードでSEOにかかる記事を書いてくれたらいいから!」
って感じなんですよね。(もっと柔らかい言い方ですが。笑)
それだと別にブロガーでいいやんって思うんです。要するに記事が上手に書ける人でいいやんってことですね。
私が学んだセールスライターというのは、マーケティングの一部を担う重要な役割をもつもの。企業のセールスプロモーションを作れるからこそ、セールスライターのスキルは活きてくるんです。
だからこそ、その会社が持っているコンセプトであったり、顧客層であったり、誰のどんな悩みを解決するかを知りたかったわけです。
しかし、記事を量産したい企業からすれば、別にそこで商品を売ることが目的ではなかった。ただ検索対策で上位表示が目的だったわけです。
そういった理由からも、自分がやりたいことは、こんな仕事ではないかな〜。と早々に気がついたわけです。
(※ちなみに余談ですが、ここで実績作りをしないでも、セールスライターとして仕事を受注することができました。それは、3ヶ月間自分のブログを毎日発信していただけです。コンテンツの質が保たれて、毎日発信しつづければ、それを見かけた企業さんから声をかけられます。要は実績よりも実務力なんですよね、結局は。)
行動して初めて「やらないこと」が決められる
さて、あれこれクラウドワークスのダメな部分を話していますが、誤解してほしくないのは、実際にクラウドワークスで月に30万〜50万稼いでいる人もいるということです。
こればっかりは向き不向きがあると思うんですね。
私には全然合わなかったけど、もしかしたらあなたには合うかもしれない。
これって、やったことがないと言えないんです。
私はここで仕事を受注した経験は、とても大切だったなぁと思っています。
本音をいうと、楽して実績を稼ごうとしていたわけです。
匿名でできますしね。リスクもありません。
でも、そんな考え自体が、自分のやりたいこととは反していたんです。
もし、私がクラウドワークスをやっていなかったら、もしかしたら、今でも中途半端な仕事ばかりを受注してばかりいたかもしれません。
こうやって対外的な仕事を通して初めて、責任ある仕事を請け負って初めて、自分が本当にやりたいこと、続けていきたいこと、成長につながること等が見えてきます。
「やらないこと」を決めるというのは、簡単そうで実は難しいもの。
でも、一度「やらないこと」を腑に落ちて決定できたのなら、あなたを迷わせるものは、どんどん少なくなっていきます。
なので、今あなたが何か行動することに関して「迷い」があるなら、どうぞ積極的に行動してみてください。
そこで、初めて自分の本心に気がつくことができます。
『自分が何が嫌いで、何がやりたかったのか。』
それはいつだって、あなたが行動した後にしか、わかりませんからね?
何かのヒントになれば幸いです^^
それでは、今回の記事はこのへんで!
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