違和感のあるコピー

セールステクニック

from 宮城哲郎

 

今日は、うちのスタッフのセールスコピーをレビューしてた時の話をしたいと思う。

 

そのスタッフは最近セールスコピーを学び出したということもあり、アウトプットも兼ね、多くのプロジェクトで商品ページの制作に取り掛かってくれているのだが。

 

勉強熱心な性格なのか、よくレビューをもらいに僕のところをたずねて来るので、どんどん上達していく…。(レビューの数だけ上達するからね?)

 

最初の頃は、「とにかく書いて欲しい」という想いから、細かい事をとやかく言わずに「型」を徹底的に守らせながら書いてもらっていたのだが…。

 

そうした事を重ねているうちに、ある面白い出来事が起きたのだ。

今回は、そのことについてあなたにもシェアしたい。

 

誰をイメージして書いているのか?

それは、とある休日の話…。

そのスタッフから僕のチャットワークに1通の連絡が入った。

「新しい事業についての商品ページのコピーを書いてみました。レビューをお願いしても宜しいでしょうか?」

という連絡だ。

 

「こんな休日にも関わらず、なんて仕事熱心なヤツなんだ…。涙」

そう思った僕は、早速、彼の書いたコピーを読む…。

 

「おお、中々上手に書けてるじゃないか?」

それが、僕の最初の印象だった。

 

・ヘッドラインは、相手の興味をひくような内容だ。

・最初の書き出しも、「誰が読むべきなのか?」これをしっかりと書いてある。

・オファーや、価格の説明も、なかなか良いぞ…?

 

全体的には悪くない。むしろ、学びたてにしてはなかなか上手に書けているなっていう印象の方が強かった。

 

でも、不思議な事が起きた。なぜか読んでるうちにある「違和感」を感じてしまったのだ。その違和感が何かは、その時点ではまだ分からなかった。

 

でも、間違いなく、これからこの商品を販売しようとする会社の社長という立場から見てると、違和感がある文章を書いているのだ。

 

以下、僕の心の声…。

「いや、気にしすぎ…か?」

「型もしっかり守れているじゃないか?」

「自分の視点よりも、顧客視点でどうかだろ?」

「評価は市場がするから考えるな?」

そんな事を、頭の中でずっと考えている。

 

このまま思い悩んでいたら、貴重な時間を無駄にしてまう。

レビューの返信が遅れてしまったら、きっとスタッフはガッカリするだろう。

俺が、今やらなければ誰が彼の期待に答えるんだ…。

 

そんな事を考え出した(?)ので、僕は思い切って、コピーの基本でもある「あの事」を質問することにした。それは…

 

「ねぇ、このコピーは誰に対して書いているか教えてもらってもいい?もし、具体的な人物を想定しているのであれば、差し支えない程度で良いから教えてもらって良い?」

そう、彼に尋ねたのだ…。

 

「もしも、俺のカンが確かなら…。この質問の答えで全てがわかる」

 

そう確信した僕は、彼からの返信をしばらくまった。

 

「チャリーン!」彼からの返信だ。

 

ざわ… ざわ…

 

まるで漫画カイジのような緊張感が僕を襲う。
(※知らない?笑)

 

「いつまでも、考えていても仕方がない。」

 

僕は、そういって彼からの返信メールを開いた。すると、彼からは以下のようなメッセージが入っていた。。。

 

「はい!!同級生の●●さんを想定して書いてみました。興味がありそうだと思いまして…」

 

「・・・・やはり!そうか、そうだったのか!」

そこで初めて、僕は自分の感じた違和感に気づいたのだ。

 

何が違和感だったのか?

なぜ、この文章に僕が違和感を持ったのか…?

 

その1番の要因は、商品を販売するページにも関わらずなんともフランクな会話口調の文章であったことだ。

悪く言えば、凄く「馴れ馴れしく感じる」文章なのだ…。

 

確かに、僕は彼に対して日頃から…。

「マーケティングメッセージは文章力ではなく、会話力が重要。相手に話しかけるように書いてみよう。」

そう伝えている。そんな理由だから、彼もそれを意識したはずだろう。

 

これがブログやメルマガのような、お客様との関係性を構築するような役割を持ったツールでの文章であれば、相手との距離も近いはずなので良いかもしれない。

 

むしろそっちの方が効果を発揮する可能性も高いだろう。

 

しかし、これは商品を販売するページであり、そうとなれば話は別だ。

 

関係を築いたお客様に対して、こちらの商品やサービスを「いよいよ販売」する。

 

そんな役目を果たすページであれば、こちらの価値がしっかりと伝わるよう、丁寧に相手のことを思いながら伝えようとするはずだ。

 

恋愛で例えると、仲の良い彼女だからと言って、プロポーズをする時に軽いノリで告白されてもなんか腑に落ちないのと同じ理由ではないだろうか?(違う?笑)

 

そんなわけなので、僕はすぐさま連絡して、彼に対してターゲットの設定を変えた方がいい事を伝えた。

 

「僕らが書くべき対象は、自分たち(会社)にとっての見込客なんだよ?」

そう、僕は伝えたのだ。

 

 

スタッフとの価値観ズレてない?

こうした経験って実は意外にも多くの場面で遭遇する。

 

今回の例のように、その人の頭の中に「どんな人が浮かんでるか?」によって、伝え方が全然違ってくるのだ。

 

もしかしたら、あなたも自分の部下やスタッフに対して、ブログや SNS、 ホームページの更新などもさせているかもしれない。

 

そして、そんな経験を通じて…。

「何でこんな書き方をするんだろう?」

そんな事を思ったこともあるかもしれない。

 

そうした疑問を感じる大抵の理由は、あなたの頭の中にあるお客さん像と、部下やスタッフの頭の中にあるお客さん像がずれてる可能性があるからだ。

 

そのズレをそのまま放置しておいたまま、あなたは仕事を任せてはいけない。このズレを引き起こしているのは、あなたにも原因があるからだ。

 

そんな時は、ぜひ一度、しっかりとコミュニケーションとってみてはいかがだろう?

 

「うちの客層ってこういう人達なんだよね?」

 

そんなあなたにとっては「当たり前」のことを、しっかりと確認していくことをするのだ。

 

社長の頭の中にしかない事をどれだけ共有できるか?それを意識するだけでも。

 

今まで自分一人でやってた事の多くを、誰かに任せることができるようになるかも知れないよ?

 

ビジネスは「細部」に宿る。

誰が言ったかは知らないけど、よう言ったもんだ。笑

 

それでは…。

 

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