from:宮城 奈津子
なでしこジャパン好きで有名(?)な私ですが。
実は実際にリーグの試合を生で見たのは10回くらい。笑
沖縄にはなでしこリーグ加盟のチームがないため、沖縄県内での試合はもちろんありません。
(※地方開催がある場合に奇跡的に沖縄でも見られる)
そこで、もっぱら頼っていたのが
「テレビ中継」でした。
皆さんの記憶にも新しいかと思いますが2011年のなでしこジャパンの活躍により、女子サッカーの人気は一気に上がりましたよね。
それからというもの、これまで放送のなかった女子サッカーの試合も頻繁にテレビで放送されるようになりました。
毎週毎週、テレビの前で正座をして、観戦していたのを覚えています。笑
しかし、時は流れ、、、
2016年からは、なでしこリーグはネットのみの配信。
2017年からは完全に、ネットでの放送もなくなりました。
なーーーぜーーーーーー泣
現地観戦になかなかいけない私にとって、テレビやネットの配信がないと、そもそも試合を見る手段がなくなるわけです。
もちろん、その背景には観客動員数の減少、視聴率の低下、リーグそのものの認知度。こういったことが明らかに、以前よりも減少していったわけです。
もちろんご存知だと思いますがテレビ中継も、ネット中継でも、タダで放送できるわけではありません。
個人の観客が動画を撮影して、勝手にネットに上げることもできません。
そこで絡んでくるのが
「放映権」です。
放映権とは?
放映権とは、単純に言えば、放送する権利のことをいいます。
2011年にワールドカップを優勝したなでしこジャパンは一躍有名になりました。
国民栄誉賞なんかも団体で受け、その年には澤穂希選手がバロンドール(世界最優秀選手賞)を受賞するなどして、一気になでしこジャパンの人気は上がりましたよね。
その影響もあり、当時は2局が放映権を4年契約で結んでいました。(当時は結構な額だったのでは?)
ヤングなでしこというU-20世代の世界大会も、民放のゴールデンタイムに放送するほどの人気ぶりだったんです。
その人気は、ワールドカップ優勝後の翌年、ロンドンオリンピックが終わってから、次のカナダワールドカップまでは、なでしこジャパンの人気はまだあったように思えます。
しかし、リオ・オリンピックの予選で敗退してしまってからのなでしこジャパンは。まるで火を消したかのように、TVから姿を見せなくなりました。
いまでも忘れません。
リオ予選で負けたあの姿。
本当に悔しくて、悔しくて。オリンピックになでしこジャパンがいないという事実が、受け入れられなかったですね。
もしかしたら、このまま、なでしこがみられなくなるのでは・・・
そう思わせるような出来事でした。
選手たちは、それが痛いほどわかっていたのでしょう。
「勝ち続けなくては、人気が続かない」
そう思っていたに違いありません。
まさに、その予想通りに、なでしこリーグそのものに観客数は急激に減り。
2011年以前とまではいきませんが、一気に認知が落ちた気がします。
一気に人気がでたからこそ、落ちるのも早かった。
でも、、、、
クラブってそんなものでしょうか?
日本代表ってそんなものでしょうか?
私は違うと思います。
勝っても負けても、応援し続ける
それが本当のクラブやスポーツの価値ではないかと。
もちろん、勝つことは大切です。競技スポーツですからね。
でも、選手ひとりひとりの人間性や、性格、ひたむきさ、一生懸命さ。一人の人間の生き様、ストーリー。クラブの歴史、フロントスタッフの努力、サポーターの努力、それを取り巻く家族の努力などなど。
特に、なでしこジャパンの皆さんは、体格の劣る中で、世界を相手に互角の戦いをする選手を見て、私はやはり勇気をもらいました。
世界で一番人気のあるフットボールで
日本の女の子たちが、世界一になったんですよ?
特に、2011年は、東日本大震災があったあと。
日本を勇気付けたのは、紛れもないなでしこジャパンの選手たち。
子供達に夢を与えたのも、なでしこジャパンの選手たち。
だとしたら、もう一度・・・
なでしこリーグから盛り上げなくては!!!!
そう思ったんです。
そしてまず最初に考えたことは「テレビでの露出を増やそう」ということ。
でも、先ほどの放映権の話でもあったように、私個人の財布ではたかがしれてます。笑
なので、
- どうやったら放映権を持つことができるんだろうか?
- そして、今実際に放映権って誰がもっているのか?
- どのくらいお金がかかるのか?
なんてことが、次々に気になってきたんですよね。
で、一度きになると最後までとことん突き詰めたくなる性格ですので。笑
とりあえず
なでしこリーグに直接聞いてみようと思ったんです。
なでしこリーグに放映権について直接聞いてみた!
なでしこリーグは、日本トップリーグ連携機構の中の、一般社団法人日本女子サッカーリーグという正式な会社でした。
そこで、会社の所在地や電話番号が記載されていたので、直接、なでしこリーグに問い合わせてみたのです。
すると、リーグ担当の方が、すごく丁寧に教えてくれました。
注)以下、電話でのやりとり↓
奈津子:現在、放映権を持っている会社はありますか?
担当さん:今年は残念ながら包括放映権を購入した会社はありません。
なので、なでしこリーグが保有しているという形になります。
奈津子:変な話ですが、私個人が放映権を買う場合、全試合でいくらになりますか?
担当さん:なでしこリーグ1部、なでしこリーグ2部、チャレンジリーグすべての放映権を買う場合は、毎年局との交渉になります。
なので、いくらとは言えませんが、、、これまでの参考で言いますと三千万円くらいにはなるかと思います。
奈津子:なるほど!では、全試合ではなく、注目カード(単発の試合)で買うことは可能ですか?
担当さん:もちろん可能です。その場合は、今現在放映権を持つ「なでしこリーグ」へ放映権料を支払う形になります。
例えば、ベレーザ対浦和の試合を放送したい!となれば、その試合の放映権料のみを支払って、自社メディアでの放送が可能になる、というわけです。
奈津子:では、一試合単発の放映権とはいくらでしょうか?
担当さん:youtubeなどのネット配信であれば、比較的安くで買えると思います。
それは、リーグの理事会との交渉次第となりますので今は正直なんとも言えませんが。
ただ、放映権の他にも、中継費用が別途かかってきます。
ダゾーンさんだと8カメは必要だと言っています。普通の局では4〜6カメは必要です。
ただ、ネット配線だと2カメでも可能です。
なので、それが支払えれば単発での購入もできます。
もちろん、それは包括放映権の契約がない場合です。
なるほど〜。といったことろですよね。
とにかく今はなでしこリーグの「露出機会」を増やしたいという思いはあるとのこと。
なので、ぜひ前向きに考えて欲しいと、ありがたいお言葉も頂きました。(私個人なんかにも優しく教えてくださるリーグの方。本当にありがとうございました。涙)
もちろん、私もただリーグ側に興味本意で聞いたわけではありません。
どうにかして、多くの人達に・・・
「なでしこリーグを見て欲しい!」
そう、思っています。
実際に話を聞いて、具体的な数字や、必要な金額も算出できました。個人レベルでも、無理ではないこともわかりました。
今回は、その序章ということで、とりあえず組織の仕組み、ルールを知らなくてはいけないと思ったんですね。
そこから、自分たちがどう関われるのか?
これを模索することが、最も良い答えが出るものだと私は思っています。
そして、こういう記事を書くことが問題提起となり、
多くの人がスポーツビジネスについて考えるきっかけになって欲しいとも思っています。
そのためには、まずは単発の試合からでもいいし、地域のリーグから特集するのも良いかもしれません。
関係者や選手の声、サポーターの声を聞くことも必要かもしれません。
そういった活動を続けていくと、よりなでしこリーグを盛り上げるための何かアイディアが生まれるんだと思っています。
取り急ぎ、こんな感じでネット配信もテレビ配信も誰も手をあげない状況であれば、私の目標は、
「なでしこリーグの試合を生配信すること」
ですかね。
一人の力では無理かもしれません。
もしかしたら、多くの方の力も借りることになるかもしれません。
それでも、何もしないよりましですよね?
そしてなにより、
私の人生がサッカーを見ることで、何倍も楽しくなるんです。
それはきっと、今のなでしこリーグのサポーターみなさん同じだと思っています。
また再び、あのブームを呼び起こすためにも。今から、具体的な行動を起こして行きたいと思っています。
そして、このスポビジ大学では、そうした・・・スポーツビジネスのこれまでの常識を破るための活動にも、チャレンジしていきたいと思っています。
今日はちょっといつもと違って熱いですね。笑
また続報を書きたいと思いますので、みなさん応援しててくださいね?
【注意 これを読む前にスポーツ起業してはいけません】
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