コミュニティの『志』を明確にする事が重要な理由

from 宮城哲郎

 

タイトルからいきなり「志」と記載し、なんか「おいおい、今日の記事は面倒くさそうだなぁ。」と思っていたあなた。

 

もしも、あなたが本当にそう思っているのなら、これから僕が話す事はスポーツビジネスにおいて凄く重要な話になるので、ぜひ真剣に聞いて欲しい。

 

基本、僕が書く記事なんて言うのはほとんど「仕組み化」とか「集客」というような類いで、

なんていうか普段のビジネスシーンでも「銭やで〜」的な話を担当する事が多いのだが。
※そして煙たがられる。

 

例えば、同じ執筆者でも亮さんの様に【世界にスポーツクラブが…】なんていうキラキラした物はないし。

奈津子さんの様に【相手の心情を踏まえて】といった様な、オシャレな知識でもない。

 

だけど、それでも今回の話に関して言わせて頂くのであれば…

 

一応、2社の法人の長を務めている者の経験として、

あなたには絶対に知っておいて欲しい内容ばかりだと思っている。

 

では、今回のテーマはスポーツという存在に欠かせない「コミュニティー」について、

そして、それを運営する為に大切な事を、今回はあなたにもシェアしたいと思う。

 

そもそも「志」って何よ?

ちょっと、偉そうに書いてみたのだが、まずは「志とはなんぞや?」

そんな事についてインターネットで調べたら、以下の様な感じで出てくるのでご紹介したい。

 

志とは…

1ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。
2心の持ち方。信念。志操。
3 相手のためを思う気持ち。厚意。
4謝意や好意などを表すために贈る金品。
5 心を集中すること。注意。
6 相手を慕う気持ち。愛情。

と、色々と意味があり、特に使われるのは1で挙げられている、

ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標

という部分だと思う。

 

今回の記事についても、この意味をもとに話しているが、

なぜにこの様な話を「敢えて」するのかというと理由があるからだ。

 

ちなみに、その理由をお話しする前に一つだけお伝えしたい事がある。

それは、スポーツというのは本来「自由な物」だと僕は思っていることだ。

 

正直なところ、いちいち、コミュニティを作る前から「志」なんて固い感じの事なんて言わず、

「みんなが楽しめる様なルールをもとにコミュニティをつくった方が楽しいのでは?」

そう思う気持ちも持っている。

 

だが、それでも…

こと、「何か大きな目標と掲げた組織を作る」という意味では話は別だという事に気がついたのだ。

今回は、その事についてお話をしたいというわけなである。

 

組織の目標が大きければ大きいほど、大事になるのは志の部分。

 

これは、あるスポーツクラブでの起きた実際にあった出来事なのだが、

このクラブは立ち上げ時の際に…

人と人が疎遠になって来ている今の地域の状況を、スポーツをきっかけに繋ぐ事を目標・目的とする。

という志を持ってクラブを立ち上げた。

 

立ち上げ時のメンバーは、地域の事を凄く大切に想っており。

「どうやったら、スポーツで地域が繋がる事が出来るのか?」という事を、連日語り合いながら、一年、また一年と時を重ね、徐々にクラブも地域にも浸透されてくるようになったのだが。

 

しかし、ここで、そのクラブに「ある問題」がやって来るのだ…

 

その問題とは「経営難」という問題。

地域の人達の熱い想いでクラブは立ち上がった。だが、そこに1つだけ問題があった。

 

それは、立ち上げメンバーの人達はスポーツの知識には優れていても、組織を経営するという「経営」という分野に関しては素人のメンバーばかりだったのだ。

 

もちろん立ち上げ当初は、そういう事も本人達も自覚していたので、助成金や補助金等の申請などをおこない、なんとか財源を捻出して経営を続けていたのだが・・

 

残念ながら自分達の自助努力で、資金を生み出す事が出来なくなり、

「ついにはクラブは解散か?」という状況に追い込まれたのである。

 

クラブを立ち上げたメンバーは緊急の会議を行なったのだが、

そこでの会議の内容は以下の通り…

「来年からは指導者に対して支払うお金が無いから教室が続けられない」
  ↓
「指導者に払う分の金額を捻出するには、教室の価格を値上げするしかない。でもその金額なら会員は辞めてしまうのではないか?」
  ↓
「逆に、地域のスポーツ指導員でボランティアで教室を開講して続けるのはどうか?」
  ↓
「その場合、誰が全体の会員のとりまとめをするのか?その際の人件費はどうなる?」
  ↓
「これもボランティアで良いんじゃないか?」
  ↓
「でも、そうだったら地域のサークルと何が違うのだろうか?だとしたら最初からクラブがある必要があるのか?」

etc

といった感じの内容だ。

 

これは、僕が実際にアドバイスを求められた際に聞いた話を「ざっくり」と伝えているのだが、正直、状況はもっと酷く。

・立ち上げ時のころが嘘のように言い争うメンバー達。

・責任の所在地は誰かで揉める。

そういった話ばかりあがっていた。

 

結果的にこのクラブは解散という事で収まり、残された会員さんが今どうなっているかもわからず、

当時、この話を聞いた時には、すでに僕にはアドバイスすら出来ない状況だった事を覚えている。

 

「じゃあ、このケースをどうすれば良かったのか?」という事については、

今回の「志」という部分からは外れるので、別の場所で僕なりの解決策を伝えたいと思うのだが…

 

今回のテーマでもある志という部分から考えた際にも、

この「志」を明確にする事の大切さが凄く理解できると思う。

 

なぜなら、このクラブは互いの志の足並みがズレていたわけで、それがズレてしまうと。

 

ほんの少しの困難でもあっという間に崩れてしまうのもコミュニティの特徴だからだ。

 

その理由は簡単。人間が関わるからである。

 

では具体的にどうすれば良いのか?

コミュニティの志を明確にする方法は、その重要性を語る事よりも簡単でシンプルである。

それは皆が見える形できちんと文章化する」ということに尽きる。

 

これは紙ベースだろうがネットのページだろうが何でも同じだ。

 

例えば、僕が代表を務める「一般社団法人サンビスカス沖縄」では、「スポーツで街を元気に」という文言と「沖縄から世界へ」という鉄の掟がある。笑

 

その両者を実現する為に、2010年1月1日には「沖縄スポーツ夢都市宣言」という3つの文言を掲載したのだが、その3つとは以下の文言で。

・街にスポーツのコミュニティスタジアムを建設する。
・街のシンボルになるプロクラブを作る。
・みんなが健康で幸せな人生を送る為にスポーツに参加する。

といった様なものだ。

 

それぞれの文言を達成する為に、また細かな事業計画があるのだが…

僕等はその文言を実現することから逆算し、全ての行動計画が立てられ、スタッフ自身のスタンスの在り方などもそれで決定している。

 

例えば…

「スポーツで街を元気にと言っているのに、自分達が日々の活動の中で、元気がないなんておかしいだろ?」

そんな事が会話に出たり。

 

「沖縄から世界へ、と語ってるくせに、なんでもっとチャレンジをしないんだ?」

そんな声が、平気で起こるわけである。

 

志という言葉については冒頭で説明した通りだが、そこでも書いてある通り「ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標」という物を明確にするからこそ。

 

問題が生じた時にも、行動の仕方が大きく変わりはしないのである。

 

実際に、僕等もクラブ設立当初は色々と問題はあった。

お金のこと以外にも色々とだ。

 

だが、それでもここまでやって来れたのは、

最初に決めた「志」に基づいた自分達の行動指針があったからだと思う。

 

逆にいえば、この志から外れた人はコミュニティの中にはいられない。

なぜならそういう物だからだ。

 

それよりも、正確には「自分から離れていく」か「コミュニティ色に染まるか?」のどっちかだろう。

 

よって、一つポイントとして「仲間を集める際に、どんな事を伝えてから集めるのか?」という事は、

僕自身も凄く重要視している要素である。

 

特に、サンビスカス沖縄の代表として、新しいスタッフの面接をする際には…

「僕は凄く難しい人だよ?」と、その理由を踏まえてはっきりと伝えることにしている。

 

なぜなら「何でもいいから、楽しく働きたい!」だと、

困難の際には壁を越えられない場合が多いからだ。

 

実際に、苦労の多い方ことが普通であり、

その中でやりがいを見出していけない人はどこにいってもシンドイ。
※ま、それ以上の見返りの方が大きいと僕は思いますが。

 

スポーツの様に「自由で楽しい」という要素があるものだからこそ、

それを組織化して大きな目標に向っていくつもりなら。

 

最初のうちで、しっかりと志を明確にして、

「あ、このコミュニティはそんな色なんだ」と周りに思ってもらえる様にする必要があるだろう。

 

そして、それを踏まえてもなお、こちらに来る人こそが、

コミュニティを更に成長させるメンバーだとおもって良いと思う。

 

なぜなら、それは本人に強い意志があるという裏返しだからだ。

 

これは「メンバーシップ」を作る際にも凄く重宝される方法だと思うし、

ぜひ、あなたのコミュニティでも今回の内容を取り入れてみたらどうだろう?

 

きっと、色々なことが目に見えて起こりるだろうが、(※良い意味でも、悪い意味でも)

その後に、本当の組織の強さが生まれると思うよ?

 

応援してます。

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