総合型地域スポーツクラブはNPO法人?社団?それとも?

スポーツ起業の仕方

from 宮城哲郎

 

先日のSkype面談での話…

「スポーツビジネスで起業しようと思っているのですが、法人格はNPO法人が良いでしょうか?
 それとも一般社団法人が良いでしょうか?それとも、他にも適した物があるのでしょうか?」

そういう相談がありました。

 

確かにスポーツで起業しようと思ったとき、
特に団体などを立ち上げようとしようとすると必ずこの質問が出ます。

 

今回の様な相談自体が、そもそも久しぶりだったので、
少し懐かしい感じがしたのですが。。。(※普段はより経営の中身についての相談が多くてですね…)

 

せっかくの機会ですから僕なりの回答をしたのですが、
今回は、その中で気付いた事を、あなたにシェアしたいと思います。

 

そもそも法人格ってなんでも良くない?

もし、これまでの流れを読んだ上で、

「宮城さんが勧める法人格ってなんだろう?」

そう思って読み進めた方には、大変申し訳ないのですが。

 

僕の回答は、正直「なんでも良い」が答えになります。笑

 

ちなみに、僕が代表理事を務める「サンビスカス沖縄」は一般社団法人なのですが、
別に、一般社団法人が「サイコー!!」と思っているわけではなく。

 

一般社団法人にした理由は「事業開始までがスムーズだったから」という理由だけです。

 

一応、NPO法人も検討はしましたが、
申請から設立までの流れがとにかく時間がかかる上に会計の処理も独特です。
※半年以上も待つ場合があるそうですよ??

 

ですが、一般社団法人だと、
普通の株式会社と同じ様な会計処理をすれば良いので、

 

すでに株式会社も経営している僕にとっては、
わかりやすいという事も理由に挙げています。

 

もちろん、この話をすると以下の様な事を語る人がいます。

「え?でも税の優遇とか、助成金を取りやすいとか、
そういうのって関係ないのですか?」

という疑問ですが、それについても僕の答えは以下の通りです。

「いや、そもそも優遇狙いとか、助成金を取る為にという理由で、
 法人格を取得するのはそもそもマインドが違うので辞めた方が良い」

というのが答えです。

 

それぞれの法人格にはメリットもデメリットがあるもの

世の中には、たくさんの法人格があります。

・株式会社
・NPO法人
・一般社団法人
・合同会社
・etc,,,,,,,

この記事をご覧になっているあなたにとっては、
この様な物が一般的に感じると思いますが…

 

実は、法人格というのは、
僕が知っているだけでも50種類以上はあります。驚

 

学校法人に、医療法人、行政書士会、公益財団法人…
とにかくたくさんあります。笑

 

もちろん、その業種に特化した形の法人格もありますが。

 

それでも、それぞれの法人格には、それぞれのルールがあり。
その中で、何が良くて何がダメなのか?という事は無いのです。

 

ただ、1つだけ言える事は…

 

「法人格がどうのこうのよりも、
自分達の事業ってどういう事をやるのか?やっていくのか?」

 

その部分をしっかり考えないと続かないという事です。

 

税の優遇とか、助成金狙いとか、そういうのが動機で
法人化をするのは甘いと言わざる得ないのです。

 

どんな法人格を取得しても、経営者であるのならば、
その法人を経営する必要があります。

 

自分達の商品やサービス、提供しようとしているものに対して…
「価値を感じてくれる人達を集めて喜んでもらう」

 

これが出来ないと続かないんですね、残念ながら…

 

そういう意味ではシビアな部分は必ずありますから、
その辺が曖昧ならば…

 

無理に法人化がどうのこうのと考えるのではなく、個人事業主として、
自分の身の丈にあった経営をする事を目指した方が良いです。

 

そういう意味で考えると、
「独立した方が良いか?雇われが良いか?」の概念もオカシイです。

 

独立しようが、雇われの身だろうが、目の前のお客さんに対して。

 

自分の持っている商品やサービスを、
価値として届ける事が出来なければなりませんからね。

要するに自分が関わっているビジネスで、
価値を提供できるか否か?

この部分を求められるのは変わらないからです。

 

NPO法人でなくても非営利的な活動を通して、
地域に還元している株式会社もあります。

 

一般社団法人でもしっかりと収益性を高めて、
株式会社の様に税金を納めている法人もあります。

 

法人ではなくて個人事業主でも、
多くの人達に喜ばれる価値を提供している人もいます。

 

会社員の方でも、しっかりとその会社の看板を背負って
世の中の為に大きく貢献している人達もたくさんいます。

 

僕は、その全ての人達をこの目で見て来ましたし、
今回の話の内容のように…

 

「動機がズレているせいで失敗した人もたくさん見ました。」

 

ですから、もしもあなたがビジネスを興そうとして、
どのような法人格が良いのか?という部分に悩んでいるのなら…

 

ぜひ、今回の話を思い出して頂ければと思います。

 

最後に、ぶっちゃけ話ですが、自分達が思っている以上に、
お客さんは法人格については気にしませんよ?笑

 

ですから、自分が「これだ」と思ったヤツをやれば良いと思います。

 

気にするのはいつも同業者です。

 

同業者の目ばかり気にしてはいけません。

 

業界にとっては非常識でもその行為が目の前のお客さんにとって、
ハッピーになる様な事ならば絶対にやるべきですからね!

 

『業界で嫌われて、お客さんに愛される。』

それこそがイノベーションの一歩だと思いますがどうでしょうか?

 

ちなみに、僕は仲間達と一緒に、また業界の非常識に挑戦しますよ?

 

これについては、長くなるのでまた今度…

 

では、応援してます。

 

宮城哲郎

 

 

追伸:でも結局、法人が稼ぐ仕組みを作れないといけませんよね?

どんな法人格を選択しようとも、結局は強いビジネスモデルを作らないと事業継続はあり得ません。という訳で、地域に根ざしたスポーツビジネスを作るための方法を無料で公開してます。

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