スポーツを仕事にする上で必要な「顧客志向」

from 宮城哲郎

今回の話は、一部の人達にとっては気を悪くする話かも知れない。

なぜなら、自分のスキルや知識を仕事にする人達にとって、

僕がこれから話す事は信じ難い非常識だと思われるからだ。

 

だが、それでもスポーツを仕事にする上で、

絶対に外せない事を書いているつもりなので、

ぜひ、最後まで読み進めて欲しいと思う。

 

スキルアップ至上主義の誤解

 

スポーツという業界で仕事をしていて思う事がある。

それは、知識やスキル(技術)が、

 

周りの競合やライバルよりも上であればあるほど、

業界で成功していると思われているという事だ。

 

だが、現実はそうではない。

 

「上手くいっている。」

そう言われている人達を見てみると、

 

ほとんどの場合、必ずしも「もの凄い専門知識があるのか?」

そういわれたら、実の所そうではないケースがあると言わざるを得ない。

 

それにも関わらずビジネスが上手くいっていない人達は、

今の自分自身の現状を変える為に、更に自分の知識を高めようとし、

そしてスキルアップに奮闘しようとする。

 

誤解の無い様にお伝えすると、

もちろん、その行為自体を否定するつもりはないし、

むしろ当然の事だとは思うのだが。

 

多くの人達が認識している「スキルアップ=成功」

というわけではないという矛盾を、まずは知って欲しいと思う。

 

なぜ、この様な矛盾が現れるのか?

 

これまで800名以上のスポーツ起業を支援してきた中で、

こういった話をすると、多くの人にこのような事を言われる。

「ならスキルや知識はどうだって良いのか?」と…

 

もちろん、それは上記でもお伝えしたが、

スキルや知識という存在は絶対に必要な様相だろう。

 

ただし、それが「スポーツ起業で成功する」と言われたら、

必ずしもそうではないというだけで。

 

もっと、簡潔に話すと以下の事が理由としてあなたにも伝えたい。

「あなたの持つスキルや知識が、目の前の顧客の問題や悩みを直結していなければ、残念ながらビジネスとしては成り立たない」

 

例えば、僕の得意な事はマーケティングだ。

 

もっと言えば、それを仕組み化する事で「少ない労力(人員)でも、

多くの売上をあげる事が出来る様な仕組み」を作る事が得意である。

 

その為のスキルアップや知識に対しても、

多くの金額を投資してきた。

 

そして、もちろん今でもそれは継続中だが、

多分、普通の私立大学ぐらいなら余裕で通える金額は、

すでに投資していることだろう。

 

だが、それでも…。

 

そもそも僕の相手にしている顧客が、

仮に「あなたのような起業前」の人達だったらどうだろうか?

 

この記事を読んでいる人達の多くは、

「これからスポーツを仕事にしたい」と願う人達がほとんだ。

 

そういう「起業を志す人達」にとっては、

僕がこれまで学んできた事という知識のほとんどは、

現時点では「不要」なはずだ。

 

そうではなくて、もっと単純に…

「どうやったら起業できるのか?」

「財務はどうすれば良いのか?」

「守らないといけない法律は?」

「起業時に意識しないと行けない事は?」

「商品の価格設定は?」

「どのようなチラシを作るのか?」

「HPは必要か?」

「どんなメッセージを書けば最初の顧客が来るのか?」

この様なスタートアップに必要な情報が一番欲しいはずだろう。

 

もちろん、起業時にもマーケティングを学ぶ事は大切な事だ。

 

だが、本当に成果を出したいのであれば、

その時々のビジネスのステージに置いて「やる事が違う」

そういうことをしっかりと念頭に置く必要があるということだ。

 

目の前の顧客のほとんどは素人である

 

少し注意深く考えたらわかると思うのだが、

目の前にいる顧客のほとんどはあなたよりも知識もスキルもない。

 

きっと、あなただってそうだと思うのだが、

自分よりも知識もノウハウも無い人に対してお金を払う事はしないはずだ。

 

だが、その事を深く考えないせいで、

あなたと顧客には大きなギャップがある事に気がつかないといけない。

 

例えば、あなたが治療院経営者だとして、

目の前の顧客が腰痛に悩んでいたとしよう。

 

専門家であるあなたは、

この腰痛の原因が単に腰の痛みだけでなく、

 

これまでの生活習慣などの、

様々な歪みによってもたらされた物だと思っているだろうが、

患者のほとんどはそんな事は知りもしない。

 

それなのに、あなたが目の前に立っている患者の、

知っている知識の範囲を大きく超えて、

この腰痛の原因について深く語ったらどうなるだろうか??

 

「なんだ?この先生は?言っている意味がわからない…」

そう思う可能性は物凄く高い。

 

当然、そう思われたら顧客との信頼関係を築く事は難しく、

結果的に離れていってしまうだろう。例え、あなたが優れたスキルの持ち主でも…

 

この様な場合は、まずは相手が分かる様なレベルから説明して、

そして痛みを取ってあげる事で相手の信頼を獲得し、

その上で「専門的な話」をしてあげる事がベストなはずだ。

 

これほどまでに、専門家である売手側と、

買手には差があるというコトを理解する必要があるということだ。

 

これは、僕の様にコンサルティングを、

仕事にしている人にも当てはまる。

 

 

スキルや知識よりも「顧客志向」

 

スキルや知識を仕事にしている業界の人達は、

その分野のスペシャリストだ。

 

だが、そのスペシャリストな部分が邪魔をして、

顧客側との距離を埋められず…

 

「いつまでも信頼してもらえない」

そういうケースが多くあるという事をぜひ知って欲しい。

 

そういう意味では、特にスポーツの分野に限った場合。

 

初心者でも分かる様な形で提供して行きながら、

年数のたった顧客に対して「より専門性のあるものを提供する事」

これを上手くやれている会社は長続きしている。

 

この辺りの「顧客目線」でこちらの価値を相手に伝えるという視点は、

もの凄く重要なので、ぜひ覚えておいて欲しいと思う。

 

補足

 

一点、補足がある。

 

もしも、あなたが同業相手に仕事をしているとしたら話は別だ、

その場合に重要な事は「権威性」であることを覚えておいてほしい。

 

業界の知識がある顧客に対してビジネスをするのなら、

やはりそれ相応の権威性が必要になって来る。

 

どちらにしても、自分の顧客がどのような人達か?

 

このような「マーケティング的な視点」で、

しっかりと物事を勧める事が必要であり、

 

その際には知識を学ぶ事よりも「行動が先」の場合があるので、

この辺りはしっかりと見極めた上で、今の決断をされて欲しいと思う。

 

 

応援しています。

宮城哲郎

 

PSこの辺りの詳しい事は、こちらのメルマガで詳しく書いています。

↓ ↓